ノンフィクション

2020年4月 5日 (日)

フェイクVSファクト

NHKスペシャル「デジタルVSリアル 第1回 フェイクに奪われる“私”」を見る。SNSではフェイクニュースの方がファクトより拡散スピードが速いことが明らかにされる。リツイート、いいねを押してもらいたいがため、アプリに操作権を与えてしまう愚行。AI技術の発達で動画のフェイクすら作れる時代に入った。女性がSNSで自身の姿を公開することの危険性が実例つきで紹介される。

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2009年9月16日 (水)

いつかは自分も…

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」漫画家・井上雄彦の回を観る。

続く「爆問学問」は生物心理学の回。人の死の観念はメタ認知だろうか? 昔、実家で飼っていた柴犬が死んだ。他の一匹に死体を見せると怯えて引いたことを思い出す。いつか自分も死ぬという観念は犬にないだろうけど、本能的に仲間の死骸だと認識したのだろう。

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2009年7月25日 (土)

台形? 三角錐?

NHK教育・ETV特集「日本と朝鮮半島2000年(2)“任那日本府”の謎」を観る。韓国に残された前方後円墳の映像がしばしば挿入される。方墳に当たる部分は三角錐に近い形状か。自分のイメージでは台形だった。樹が生えた状態の古墳だと元の形は分からない。島根県益田市のスクモ塚古墳は台形だった。ただ、スクモ塚は円墳と方墳が合わさったものと推定されているとか。

よくよく考えると、あれは盛り土をやり直しただけか。

日本国内の製鉄がいつ頃まで遡れるか、その辺りが鍵だろうか。日本書紀に記された任那の記録では百済が任那の割譲を求める。当時の大和政権にとって伽耶の地位が相対的に下がったのだろうかと思ったが、そうでもないようだ。

歴史は全然詳しくないが、任那の記述は詳細で、これを否定するのもどうなのかよく分からない。日本書紀での用法は伽耶地方全体を任那としているので、広義の任那という感じか。思うに、傭兵に鉄製の武器を与えたら叛乱されるのでは。

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2009年4月 5日 (日)

光と影

NHKスペシャル「シリーズ JAPANデビュー:第1回 アジアの“一等国”」を観る。僕は黄文雄氏の著書くらいしか読んでいないので、お互い中和するような感じか(黄文雄氏は反中国の姿勢が明らか)。光と影、その影にだけスポットライトを当てたような印象。何ていうか、明治暗黒史観とでも呼べばいいのか。

ただ、明治暗黒史観ではその後の躍進を説明できない部分も多々あるような気がする。インタビューに答えていたお一方は台北帝大の医学部出身だが、軽く触れた程度で流されてしまった。他国の事例を知らないが、高等教育機関の設置と国民皆教育は特筆されるべきではないか。

日台戦争という言葉が出てきて首を傾げる。調べてみると台湾民主国らしいが、抗日運動の観点からはともかく、日本側にとっては「戦争」と呼べるものではないのでは。そもそも番組中でも住民の蜂起といったニュアンスの描写だった。

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2009年4月 3日 (金)

ラストラン

寝台特急富士・はやぶさラストランのニュース。既に出雲号は消えているが、最後に乗ったのは大学受験から帰るときだったか。駅構内でアンケートを取っている集団がいた。アンケートに答えて名前住所を訊かれたとき怪しいと気づき、そのまま逃げた。ああいうのは取り締まって欲しいものだ。それから到着する時間までぶらぶらと時間を過ごし乗車した。目覚めると同級生たちの声が聞こえた。皆これに乗っているのか、どこの駅で乗ったのか知らないが受験の日程は同じなのだから、そうなるのが当然といえば当然。数日して卒業式を迎えたが、何とも重苦しい気分だった。大学入学で上京してようやく開放感を得たことを憶えている。

学生になってからは大垣行きの深夜鈍行に乗ることが増えた。鈍行に揺られること23~4時間で田舎に到着。今ではもうできないだろう。自分が乗った中では山陰本線の車窓の風景が色々見所あるか。

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2008年12月16日 (火)

疎外感――コノヒトダレ?

NHK爆問学問をながら観。疎外感がテーマだろうか。

学生だったある日、当時は適量以上の酒をすきっ腹で飲んでいて、千鳥足――本当に千鳥足みたいな足取りになる――で帰る道をトボトボ歩いていた。
そのときふっと思った。

 コノヒト、ダレ?

一瞬、自分を離れたところから見ているような気がした。
それが心の内なる無意識の声だったのだろう。

少年時代、世界はすぐそこにあって手を伸ばせば容易に届くものと考えていたが、それは大きな間違いだった。

身分制度があった時代はそれをどうにもならない枷と考える人――幕末から明治にかけて活躍した人はそうだろう――もいたし、逆に近代的な社会の中で自分の立ち位置を見失ってしまう人もいる。

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2008年9月23日 (火)

潜航中

NHKスペシャル、ミス・ユニバースの回。
若いんだからすっぴんでいいのにと思わないでもない。というか皆同じような顔に見えてしまう。
オリエンタルなムードのメイクは西洋人の好みだろう。
……などと阿呆な文章をネットに垂れ流すのに疑問を抱く周期に入ったようだ。

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2008年7月25日 (金)

錠をおろす

NHK教育・課外授業・ようこそ先輩 作家吉岡忍の回。
録画したものを再生する。
ノンフィクション作家・吉岡忍さんの母校は廃校となっている。木造のモダンさも感じさせる校舎だが、職員室の黒板に

 昭和五十八年三月ニ(?)十九日
   五時十分
 大沢小学校百余年の
  教育を閉じる.
 世の流れとはいえ
  一抹の淋しさあり
 しかれども
  子どもたちの大いなる
  成長を祈りて錠をおろす.

 長野県佐久市立大沢小学校
  職員一同

  いつの日まで消えないで残るか
     さわらないでほしい

とあった。印象に残ったので書き写す。

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2008年5月29日 (木)

たられば

NHKスペシャル 北極大変動の回をみる。現在ロシアはエネルギー資源で勢いを盛り返しているが、これが20年程早ければ、ソ連の解体はどうなっていたのだろう。

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2007年10月15日 (月)

田んぼあれこれ

NHKスペシャル、コメの回、第2夜を観る。経済の原理原則が結局勝るのだろうか。輸入先にキン○マを握られてしまう気が。商売の鉄則としては、複数の取引先をもつことだと聞いたことがある。

僕の親類の住んでいた地域は田んぼを埋めたて住宅地に変わった。車で立ち寄ったのだが、あれ? 確か堤防の高さが家一階分あったはずだけどと思い、叔父たちに確認したところ、やはり堤防の高さまで土を盛ったそうだ。発掘でお寺の遺構が出てきたらしい。石見国分寺ではないだろうとのこと。

新入社員のときお世話になった支店長が数年後ガンでお亡くなりになったとき、息子さんに「あそことあそこはうちの田んぼだから」と引継ぎとでもいうのか、そういうことがあったそうだ。農家の方にとっては思いいれもあるだろう。

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