映画・テレビ

2025年1月 8日 (水)

こういうときは却って源流に遡った方がいいか

「NHKスペシャル 巻頭言2025 新・トランプ時代 混迷の世界はどこへ」をNHK+で視聴する。トランプ新大統領は、保護貿易主義、孤立主義、陰謀論と役満が揃ったような印象がある。

テクノ・リバタリアンといった人たちは本来は国家という枠組みが邪魔なのではないのか。彼らが公海上に建設した城やクルーザーは、ショーン・コネリーやロジャー・ムーアがボンド役だったころの007シリーズの悪役の秘密基地にそっくりである。

見ていて、塩野七生『ギリシア人の物語』を読むかという気になる。まだ『ローマ人の物語』も最後ら辺を読んでいないのだけど。若かった頃、啓蒙思想の本を読もうとして、古代ローマの知識が前提となっていることに気づいた。現在は上述のシリーズで日本人も古代ローマや古代ギリシアの歴史に手軽に触れられるようになっている。これらは学術書ではないので専門家の評価は知らないが、あれだけのボリュームなので、読破すればイメージしやすくなるのは確かである。

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2024年9月28日 (土)

朝生、地上波での放送が終わる

「朝まで生テレビ」の地上波での放送が終了したとのこと。司会の田原総一朗氏が高齢化しているから体力的にも限界なのだろう。

番組の全盛期は僕が学生だった頃だろうか。クラスやゼミの同級生たちが度々話題にしていたので興味を覚えて見てみたのだが、誰かが発言していると、他の誰かがしばしば茶々を入れてくる。それで訳が分からなくなってしまうことを繰り返した。あの騒々しい場を仕切っていた田原氏は聖徳太子のような存在だったかもしれない。

で、中継は朝4時くらいまで続行されるのだけど、途中で眠くなって最後まではとても視聴できなかった。社会人になってからは無意識に避けてしまった。ビデオに録画すればよかったのかもだけど。

インターネットが出現して無名の個人も自由に自分の意見を発信できるようになった。専門家もマスコミを経由せずにダイレクトに発信できるようになった。そういう意味では、オピニオンリーダーのような立ち位置の人は存在しづらくなった。あらゆる分野に精通している人なんていないから、何かうっかり失言するとすぐに猛烈なツッコミが入る時代となった訳である。

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2022年2月28日 (月)

動画がぶつ切れになる

NHKプラスに加入するが、動画がカクカクしてまともに見られない。画質を落としてみたが変わらない。サーバー側の問題だろうか。

<追記>
深夜だと問題なく視聴できた。サーバーが貧弱なのだろう。

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2022年2月26日 (土)

最新話が見たいのだが

久しぶりにNHKオンデマンドにログインする。以前は回線がADSLだったので視聴できなかったのだ。NHKスペシャルのページを見るが、シリーズ毎にまとめられていて、初回放送日の情報がない。最新のものを見たいのだけど、それができない。

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2020年4月 5日 (日)

フェイクVSファクト

NHKスペシャル「デジタルVSリアル 第1回 フェイクに奪われる“私”」を見る。SNSではフェイクニュースの方がファクトより拡散スピードが速いことが明らかにされる。リツイート、いいねを押してもらいたいがため、アプリに操作権を与えてしまう愚行。AI技術の発達で動画のフェイクすら作れる時代に入った。女性がSNSで自身の姿を公開することの危険性が実例つきで紹介される。

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2019年6月23日 (日)

昼の面と夜の面に分かれた赤い光の惑星

「NHKスペシャル シリーズ スペース・スペクタクル 第1集 宇宙人の星を見つけ出せ」 を見る。天文学の発展で赤色矮星の惑星が宇宙生命体の有力な候補地となったという内容。赤色矮星の惑星は軌道が恒星に近いのだが、表面温度が低いため、水が液体で存在するのに適した条件となっているとのこと。潮汐ロックと言われる現象で惑星の自転はロックされてしまい、惑星表面は昼の面と夜の面とに分けられてしまうのだが、気流が生じて大気の循環が起こり、トワイライトゾーンと呼ばれる昼の面と夜の面の境目では生物の生存に適した環境が生まれるとしている。赤色矮星の光は赤く、惑星も赤い光で覆われる。結果、紫が光合成に適した色となるとのこと。

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2017年5月14日 (日)

寿司はネタを下にして食べた方が美味しいのでは

NHKスペシャル「和食 ふたりの神様 最後の約束」を見る。天ぷら料理人の早乙女氏もフランス料理のロブション氏も寿司のネタを上にして食べていた。ネタを下にした方が直接ネタの味を舌で味わうことができていいと思うのだけど。何十年も前、テレビのワイドショーに出演した大ベテランの寿司職人さんがネタを下にして食べると美味しいと言っていたのを今でも記憶している。

寿司職人の小野二郎さんは91歳という超高齢でツケ場に立つ超人だった。寿司の修行を始めたのは26歳と遅かったとのこと。

お任せで3万円と高級店だけど、20貫と考えると一貫当たり1500円で別に暴利を貪っている訳でもなさそうだ。最高級の大トロなんて一貫5000円くらいするだろうし。

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2017年3月26日 (日)

刑務所誘致で人口倍増――島根県浜田市旭町の事例

「今、地方を知れば日本がわかる!池上彰のご当地ウラ事情」島根県浜田市『地方生き残りの救世主!?○○○誘致で人口倍増の町』 をながら見。

島根県浜田市旭町の刑務所の話だった。2008年開設で東京ドーム7個分の大きさがあるとのこと。人口が最盛期から半分に減って過疎に苦しんでいた。新たに誘致されたのは官民協働の刑務所で、そこに受刑者、刑務官とその家族が合わせて3,000人が移住した。職員の75%は地元採用。経済波及効果は19億8000万円。地域初のコンビニは売上1億円を達成。働く場所ができて活気が戻ったという。

凶悪犯は収監されておらず、住民の反対は無かったとのこと。民間企業が参入した最新の設備で、刑務所を囲む振動を感知するフェンス等、脱獄不可能と言われている。また、ICタグを使用した最新の監視システムで受刑者の独歩を可能としている。罰を与えるだけでなく、更生を促す方針で、再犯率も全国平均に比べて低いとのこと。海外の先進的な事例に学び、快適な空間とも受け取れる個室で社会復帰を促進する施設とのこと。

全国68の自治体が誘致に名乗りをあげたというが、犯罪率は年々低くなっていて、これ以上刑務所を増やす余地はないとのこと。近年、従来は迷惑施設と思われる施設を積極的に誘致する流れが生じている。

 

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2011年8月29日 (月)

振り返った少女

NHK「極上美の饗宴」を観る。フェルメールの回。篠山紀信氏が登場、解説する。

少女が振り返った一瞬を捉えた絵。モデルさんを実際に撮影した写真と比較して気づいたが、フェルメールの少女はこちらに好意を抱いているように見える。唇がわずかに開いているのもそうだろう。緊張感が解けている。

対する篠山写真のモデルさんは表情が堅い。「どうだ」と挑発している様で、心を許していないように受け取れた。本当はプロの写真家だから被写体となるモデルさんの心を解きほぐすのも上手いのだろうけど。

フェルメールの絵が支持されるのにはこういう理由もあるのかなと思った次第。

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2011年8月 7日 (日)

8月6日の物語

NHK FMシアター『蝶が燃えた日』を聴く。今年の8月6日は土曜だった。中四国ラジオドラマ脚本コンクール入選作で広島局制作。

蝶のデッサンを巡る物語。広島弁のやり取りが懐かしい(うちは傍系の石見弁だが)。主人公が老人の記憶を追体験するという内容だと思うが、ながら聴きだったので今ひとつ理解できていない。これは粗筋を先に読んでから聴いた方が良かったか(粗筋自体はFMシアターの公式サイトで読める)。

以下、余談。

MDが故障。MDってラジオのエアチェックでは使いやすかったのだけど、フェードアウトしつつある。オンデマンドで視聴できたらいいのだけど。

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