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2026年4月 7日 (火)

昔は疑似科学の定番ネタだった――NHKスペシャル「富士山大噴火 迫る“灰色の悪夢”」

NHKスペシャル「富士山大噴火 迫る“灰色の悪夢”前編」をNHK ONEでみる。富士山大噴火、僕が少年の頃は『ムー』とかその手の疑似科学的な雑誌の定番ネタだったりしたのだけど、時代は変わったなあという印象。富士山の場合、300年以上噴火しておらず、大量のマグマが地底のマグマ溜まりに溜まっていてもおかしくないとのこと。18世紀初頭の宝永の大噴火と同規模の噴火が起きたら、火山灰が首都圏に数センチ積もる見込みのようだ。すると、送電線の絶縁体(碍子)から漏電して停電となる可能性が高いそうだ。洗浄用の高圧洗浄機は用意しているけれど、被害は広範囲に及び作業が追いつかなくなるだろう。携帯電話の基地局も非常用のバッテリーでは長時間持たず、無線を飛ばす通信は途絶しかねない。公衆電話は非常時は無料で開放されるらしいが、そもそも公衆電話自体を探すのが難しくなっている。電気自動車(BEV)には外部給電機能があるので非常時の電源をそれで賄うことは可能。上水道も浄水層が火山灰で汚染され長期間断水すると予測されている。交通網も数ミリ積もっただけで運休となるとのこと。自動車も火山灰の堆積でスタックして身動きできなくなる可能性が高いようだ。非常時、食料は一週間分の備蓄が必要とあったが、2~3日ならともかく一週間となると大変だ。他、目を保護するゴーグルや不織布のマスク、頭部を保護するヘルメットがないと非常時の屋外での活動は難しいようだ。首都圏の場合、関東平野一面を建物が覆い尽くしている感じで人口が集中しているので、都市機能が長期間麻痺するとどうにもならなくなる。山陰には現在、活火山はないようだが。

<追記>
NHKスペシャル「富士山大噴火 迫る“灰色の悪夢”後編」をNHK ONEで視聴する。火山灰が10cm積もると、FF車はスタックして走れなくなるとのこと。タイヤチェーンも灰には無力らしい。病院といった施設には非常用の発電装置が設置されているが、火山灰が発電機のエンジンオイルに混じり発電が停止してしまうおそれがあるとのこと。オイルフィルターを通り抜けてしまうようだ。避難所で利用される小型発電機も停止こそしないものの、実験では一旦止めると再始動が難しくなったとのこと。火山灰にも目の細かいものと粗いものとがあるそうだが、細かな粒子ほど風に乗って高く遠くまで運ばれてしまう。携帯電話会社は基地局の非常用バッテリーを三日ほど保つよう重要拠点周辺から整備しつつあるとのこと。溶岩流の発生も懸念されている。富士市を通過して駿河湾に到達するケースと神奈川県側に流れ相模湖に到達するケースとが紹介されていた。流れそのものはヒトの徒歩と同じ程度の速度なので避難は可能だが、一旦溶岩流が通過、冷えて固まった跡を再建させるのは困難である。

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