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2024年10月 3日 (木)

開発者がツナギで登場――トヨタ・GRヤリス

TVK「クルマでいこう!」トヨタ・GRヤリス。1.6L直列3気筒ターボエンジン(304PS)。6MT/8AT。試乗車は8ATモデル。全長3995㎜、車幅1805㎜、車高1455㎜、車重1300㎏。最小回転半径5.3m。安全性評価はよくできました。燃費9.8km/L。モータースポーツやプロドライバーからのフィードバックを受けて開発されたモデル。世界中のあらゆる路面で走行することを想定している。マイナーチェンジでボディのスポット溶接の打点数を増やす、構造用接着剤の塗布範囲を拡大するなど多岐にわたって改良されている。フロントバンパーは3ピース構造になった。リヤのコンビランプは一文字に繋がる形状となった。ダッシュボード周りを刷新。操作パネルとディスプレイをドライバー側へ傾けて設置。ドライビングポジションを下げた。それに合わせて前方視界も拡大。ATモデルが追加。DAT。スポーツ走行でも邪魔しないことを目指した。ざらざらの路面でも路面の凹凸を吸収、しなやかな脚の動き。全体的に乗り味に上質感が。フル加速でももの凄い加速感。四輪駆動なのでパワーを余すことなく路面に伝える。直進安定性もよい。ボディ剛性も高い。ハンドルを切ったときの遅れもない。ワインディングではポテンシャルが更に発揮される。安心感の塊。思った通りに動く。予想外の動きをしない。車に対する信頼レベルが非常に高い。コーナーが連続する区間ではコンパクトなボディが扱いやすい。サイズ感の生み出すメリット。じゃじゃ馬感は感じさせない。シャーシでパワーを十分受け止めている。味わいたければサーキットに持っていくのがベスト。手引き式のパーキングブレーキ。最初のレースでエンジンブローしてしまったが、それが新型エンジンの開発に活かされている。壊してくれてありがとう。開発の糧。壊れることで限界が見える。それを超えていくことで技術がたまっていく。そして市販車へフィードバック。今までトヨタが評価していたレベルを超えた限界を出す。見えてなかったものが見えてくる。浮彫りとなる。サーキットでテストドライバーが限界評価するが、テストコースでも一般道でも色々な人たちの意見を聴きながらやっている。8ATはマニュアル免許を持っていない人たちに楽しんでもらう、また、マニュアルと互角以上の性能を作り込む。MTとATで半々くらい。ATが若干上回っている。〇:さらに鍛えあげた体幹が生みだす速さと安心感。モータースポーツを楽しむ上で大切な要素を磨き上げた。×:エンジンの官能性。インパネの質感が素っ気ない。

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