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2024年10月 8日 (火)

ノーマルモデル以上にしなやか――日産アリアNISMO

TVK「クルマでいこう!」日産アリアNISMO。91kWh。270kW(4WD)、320kW(4WD)。試乗車は160kW。全長4650㎜、車幅1850㎜、車高1650㎜、車重2210㎏。最小回転半径5.4m。安全性評価はよくできました。電費4.0km/kWh。推定航続距離364㎞。リヤシート膝前ゲンコツ4.5個。頭上2個。モータースポーツで培った知見を活かした高性能モデル。BEV NISMOのフラッグシップ。数多くの専用パーツで空気抵抗の低減とダウンフォースの向上。シートもホールド性を高めた専用品。パワステやサスペンションはNISMOの専用チューニング。パワー配分を後輪寄りとすることでコーナリングでのライントレース性を向上。元のアリアも流麗なデザインだが、そこにスポーティ感が加わった。シートは表皮も滑りにくい。普通の道を普通に走っている分には乗り心地はよくなっている。ノーマル以上にしなやか。フル加速は速い。高回転域での伸び。ワインディングでは動力性能が余裕の塊。速度コントロールが楽。ハンドリングはよい。ドライバーと車との意思疎通が濃厚。予想外の動きが出ない。そこに注力した車造り。運転フィーリングが素晴らしい。ドライバーの意を100%汲んでくれる。前輪が切れて小回りが利く。荒くれものかと思っていたら予想を裏切られた。アリアは日産BEVのフラッグシップモデルなのでNISMOとしてどう開発していくかが問題だった。上質感。しなやかさ。2.2tの重量、大出力のパワートレーンをどうまとめていくか。ロードカーとして楽しんでいただきたい。シミュレーターを活用。走って魂を入れる。走り込んで最後のセッティングを詰める。最終的には狙ったところにたどり着くには走り込む必要がある。四輪駆動の制御にも積み上げがある。前後のトルク配分の制御は企業秘密。〇:パフォーマンスを向上しつつ標準モデルより快適性もUP↑。NISMOのノウハウとBEVの強みを活かした洗練された走り。×:ブラインドタッチができないドライブモードセレクター。ナビのインターフェースに新世代感がほしい。

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