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2024年7月 1日 (月)

ハイパフォーマンスBEV――ヒョンデ・アイオニック5N

TVK「クルマでいこう!」ヒョンデ・アイオニック5N。175kW+303kW。84.0kWh。全長4715㎜、車幅1940㎜、車高1625㎜、車重2210㎏。最小回転半径6.21m。安全性評価はよくできました。電費km/kWh。リヤシート膝前ゲンコツ5個。頭上1個。ヒョンデのハイパフォーマンス・ブランドとしてのN。モータースポーツやローリングラボで蓄積してきた技術を詰め込んだ一台。空力特性を改善させる専用パーツが装備されている。フロントにはモノコックバケットシートを装備。N Active Sound+という機能。車内外のスピーカーからエグゾーストノートを響かせる。CHAdeMO方式の急速充電に対応。アイオニックをベースにとことん高性能化。足回りはしなやか。ボディに補強対策。サスペンション系も新設計に近い。電気自動車に乗っていることを忘れるくらい音作りがリアル。エコモードにすればゆったり穏やかに走る。流れに乗って走っていると快適。荒さがない。タイムラグのない追従性。荒れた路面では路面の突起に合わせてタイヤがたわんでいる感覚も伝わってくる。細い道だと車幅が気になる。サーキット(袖ヶ浦フォレストレースウェイ)ではパフォーマンスをフルで発揮させた。サーキットで楽しめる車。ドリフトもできる。ドライビングに集中できるBEV。2t以上あるのに精度が高い。評論家仲間に「乗った方がいいよ」と電話しまくった。モータースポーツで培った技術を市販車にフィードバックするチームが担当している。今の時代、ルーチンでもある程度の車はできるが、そこから先は人次第。開発者は面白い車、エモーショナルな車を造ることに注力している。日本のカーカルチャーをリスペクトしている。ホワイトボディから強化している。フォルムは同じだけど中身は別。乗り味の順列組み合わせを全て仕上てきている。ニュルブルクリンクの長いコースをフルで二周走れる。バッテリーの温度管理で実現。買ったその日からレースで楽しめる。日本でも好感触を得ている。〇:BEV史に残る名車になる予感。スポーツドライビングを楽しむパッションをBEVで満喫できるという衝撃。×:万全とは言えないサービス体制。足元のサイドシルが厚く乗降時にスソが汚れやすいかも。

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