EVにシフトする未来はすぐに来るか
週刊ダイヤモンド 20171021号「パナソニック トヨタが挑むEV覇権」と週刊東洋経済20171021号「日本経済の試練 EVショック」を読む。
電気自動車(EV)が本格的に伸びる兆しが見え始めた。中国はEVに本格的にシフトするようだが、これにはハイブリッド車が含まれていない。ハイブリッドで先行するトヨタとホンダにとっては打撃である。要するに内燃機関では日米欧に勝てないから、EV化することで同じ土俵に載せようとする戦略とのこと。
欧州も2040年代までにEVにシフトする方針を打ち出している。ただ、これはTVK「クルマでいこう!」によるとハイブリッド車やプラグインハイブリッド車は含んでいるとのこと。ディーゼル車の増加が大気汚染の増加要因とされた欧州はマイルドハイブリッド車にシフトする方向性らしい。
個人的には、時々行く公園近くの家が日産リーフに乗っていたが、トヨタ・プリウスに代替してしまったことが目につく。実用性に難があったのだろう。EV車はバッテリーの劣化の問題をクリアしないと本格的な時代は来ないと思う。
自動車は数年乗って確かめないと本当の評価は得られないので、スマートフォンがフィーチャーフォンを駆逐したときの様なあっという間の激変は起こらないだろう。
現状で有望なのはトヨタが東工大と組んで発表した全固体電池だろう。固体なので発火の危険が少ないことやバッテリーの劣化が少ない等のメリットが挙げられる。2025年くらいまでには実用化される方向なので、後数年でEVに大きくシフトする時代が到来するかもしれない。
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