映画の感想
「理由なき反抗」:チキン=ひよっ子との訳に違和感。この作品はやはりジェームズ・ディーンの演技が見所だろう。タイトルは「理由なき~」だが、子離れできない親に反発しつつ、住処を転々とする姿はティーンエイジャー特有の「理由なき~」とは少し違うような気がした。
「世界の中心で愛を叫ぶ」:ツッコミどころもあったが、普通にみれた。
「心の旅路」:名画とされているのだろう、でも現代ではあまりに甘すぎる展開で受入れられないのでは。道徳の教科書的といえばいいのか。
DVDに収録されていた短篇は第二次大戦中のもの。"Marines in the making" では日本兵を想定した訓練シーンも紹介されている。
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」:この作品は観たことがあると思い込んでいたが、完全に記憶違いだった。主役二人の関係性の変化(女の方が次第にその気になっていく)が巧みな印象。
「蝿の王」:「十五少年漂流記」と対極的な作品だが、意外とグロい。南国・無人島の生水って飲めるのか? 現代が舞台に変更されているが、それでは迎えが来ない絶望感が芽生えないのでは。ラストシーンはあちゃぁという感じで気恥ずかしさすら感じさせた。
「戦場」:米国国内向けという印象。兵士達は個性的な面々が多かった。
「総攻撃」:こちらの方が「戦場」より好印象。
「戦場」「総攻撃」はワンコインDVDでセットになっていたもの。モノラル作品。この時代の作品からは後の時代の作品のような厭戦気分は感じられない。戦っている相手がドイツ軍だからというのもあるか。異星人・エイリアンと戦うSF映画もあるが、あれは異教徒/有色人種の暗喩か。
「里見八犬伝」:HD画質だとセットの質感が丸わかりで軽く見えてしまった。映画館で上映する分には問題なかったのだろう。大画面テレビで観る分にはその辺もはっきり映し出されてしまう。美術関連の質感の向上も制作費を押し上げる一因か。知人曰く、若き日の薬師丸ひろ子が色々な目に遭うので、薬師丸ファンにはたまらない映画なのだとか。
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