松江から
NHK・FMシアター「憂鬱な女神」を聴く。先週が「石鎚山天狗と戯」だったか、どちらも中四国ラジオドラマ脚本コンクール入賞作だ。
「憂鬱な女神」は奥出雲が舞台。ひょんなことで女神の声が聞こえるようになったヒロイン。神社で占いをはじめると、次第に評判を呼ぶようになっていく。そんな彼女だが、女神の声が聞けるのは32歳を超えた生娘だけと神社の言い伝えにあり、自分の幸福(恋人と結婚すれば声は聞こえなくなってしまう)と他人の幸福(縁結びの占いはよく当たると評判)の狭間で揺れ動く…という筋か。女性らしい作品で手堅い印象。
制作は松江局。僕は石見の方なので出雲弁はよく分からないが、イントネーションが難しいのではないかと思う。「~だから」は「~だけん」となる。多分「だけ↑ん」と発音した方がそれらしくなるのでは。石見弁なら「だけ↑ぇ~」と語尾をやや伸ばした感じ。語尾だけでも大分雰囲気が変わるのでは。
「石鎚山~」は荒唐無稽な作品。おそらくバブルの経験者だろう、堅苦しい印象の女性が天狗たちの前でディスコダンスを披露するのは、天の岩戸神話のようで可笑しかった。
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