クリアボイス
SIMON & GARFUNKEL Live1969 を購入。早速聴く。
2009年、つまり40年後のリリースで、久しく待望されていた一枚だったとか。
アルバム「明日に架ける橋」リリース前のコンサートからの選曲が主で、ボクサー以外の曲は聴衆にとっても初体験となるものだったそうだ。
聴いてみて思うのは、二十代後半の彼らの歌声が繊細で澄み切ったものだということ。後にニューヨーク・セントラルパークで行われた再結成コンサートでは声質がハスキーな方向に変化しているような印象。近年のコンサートでは更に変化している。
神戸でアートのコンサートを聴いたことがあるが、中性的な、まさに天使の歌声との印象をもった。若い頃は更に澄んだ歌声だったのが、このアルバムから伺える。
現在六十代の彼らに二十代の頃の歌声を期待するのが無理なのだが、Live1969で収録された幾つかのコンサートを実際に体験した人たち、同時代を生きた人たちへのそのとき限定の贈り物だったのだろう。
ちなみに、S&Gの代表曲はほぼ網羅されているのだが、「アメリカ」は収録されていなかった。
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