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2009年4月 5日 (日)

光と影

NHKスペシャル「シリーズ JAPANデビュー:第1回 アジアの“一等国”」を観る。僕は黄文雄氏の著書くらいしか読んでいないので、お互い中和するような感じか(黄文雄氏は反中国の姿勢が明らか)。光と影、その影にだけスポットライトを当てたような印象。何ていうか、明治暗黒史観とでも呼べばいいのか。

ただ、明治暗黒史観ではその後の躍進を説明できない部分も多々あるような気がする。インタビューに答えていたお一方は台北帝大の医学部出身だが、軽く触れた程度で流されてしまった。他国の事例を知らないが、高等教育機関の設置と国民皆教育は特筆されるべきではないか。

日台戦争という言葉が出てきて首を傾げる。調べてみると台湾民主国らしいが、抗日運動の観点からはともかく、日本側にとっては「戦争」と呼べるものではないのでは。そもそも番組中でも住民の蜂起といったニュアンスの描写だった。

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