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2008年7月

2008年7月31日 (木)

原曲

「マタイ受難曲」全曲版を買う。…のはいいのだが、対訳歌詞がないのに気づいてガクッとなる。ポール・サイモンに「アメリカの歌("American Tune")」という曲があるが、「マタイ受難曲」のコラールが元だそうである。

「アメリカの歌」は傷ついた米国民の心情を綴った佳曲――当時はまだベトナム戦争その他の傷が癒えてなかった――だが、歳をとった今心の中でわずかに距離を置くようになった。それは米国人の自己憐憫ではないか。でも、自浄作用が機能する国だし是々非々であるが。

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再見!

2008年7月31日(木)15時をもちまして、「ハーボット」「ハーボットダイアリー」サービスは終了致しました。

ハーボット終了。知り合いいなくてゴメンよ。

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2008年7月29日 (火)

完結編

ドラマ版「めぞん一刻」完結編をみる。どうせなら三部作にと思わないでもないが、今の若い人たちに受けるかどうかは自分には全く分からない。

人形劇のお姫さまは漫画の響子さんそっくり。伊東美咲さん演じる響子さんが怒って出ていくところで背景の書割が崩れるのが実写映像らしいというかくすりと笑ってしまった。一刻館はどうみてもセット。前はよくこんなのがと思ったが、記憶違いか。

引越しで単行本は処分してしまったが、また読みたくなった。漫画だから暖かい世界だけど、リアルだったらかなり殺伐としているのではないか。確か新人時代の高橋留美子さんが住んでいた向かいのアパートか何かが着想の元だったはず。別作品では荒れた家族が沈んだ一瞬をさらりと巧く描いていたりもする。

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世代的に被っているが

フジテレビ「モンスターペアレント」をながら観。ドラマ自体は面白いとは思わない。

モンスターペアレント、年齢的には僕の世代も被っているはずだが、どうしてモンスター化したのだろうと思っていた。ググってみると、どうも学校が荒れた時代の生徒が親になって…という一面があるようだ。

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2008年7月25日 (金)

錠をおろす

NHK教育・課外授業・ようこそ先輩 作家吉岡忍の回。
録画したものを再生する。
ノンフィクション作家・吉岡忍さんの母校は廃校となっている。木造のモダンさも感じさせる校舎だが、職員室の黒板に

 昭和五十八年三月ニ(?)十九日
   五時十分
 大沢小学校百余年の
  教育を閉じる.
 世の流れとはいえ
  一抹の淋しさあり
 しかれども
  子どもたちの大いなる
  成長を祈りて錠をおろす.

 長野県佐久市立大沢小学校
  職員一同

  いつの日まで消えないで残るか
     さわらないでほしい

とあった。印象に残ったので書き写す。

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2008年7月21日 (月)

最悪手連発

 色即是空 空即是色とは言うが、怪我をすれば痛いし、病気をすれば苦しみ悶絶する。自分が見ているものは果たして現実だろうか? それならまだしも実は現実と妄想の区別がついてないんじゃないか? と悩んだことがある。物理学では全てのはじまりはビッグバンからというのが定説といってよい。一方、世界は平たくて巨大な亀の甲羅の上に乗っている、なんて古い世界観もある。人間の視覚情報と虫の視覚情報は異質なものだそうだし、目を転じると、言葉こそが混沌を切り分けると考える学者もいる。世界は超越者のみている夢だという世界観を取り込んだライトノベルが大ヒットしたのも記憶に新しい。

 実は世界は一人のオーストラリア人の妄想に過ぎない、ここ数日インターネットを駆け巡る文字列を受け入れるならそうなるだろうか。新聞やニュースではほとんど触れられていないし、街はいつもと変わらない。火種になっている英文記事を直に読んでいないので未だ信じ難いが、毎日新聞の公式サイトにお詫びのページがあることからすると――実はフィッシングサイトではないか?――根も葉もない話ではないらしい。新聞に「みだらな表現」とあれば、連載小説の一節が想定内か。違う。ありえないことが起きている。超人的な妄想力が世界を覆い尽くした。

 妄想くらいならすることもあるが、それを世界に垂れ流そうとは全く思わない。ネット上の文字列を追っていると、躁状態になっている自分に気づく。ネット上のコミュニティは同じ傾向の見解で固まる、言い換えれば棲み分ける傾向がある。火事と喧嘩は江戸の華と言うが、個人的には静かに見守ろうと思う。

 関係者の処分が公表されたが、危機意識が微塵も感じられない。一部の暴走でなく、むしろ組織的に行なわれたもので、内部事情が外部に漏れるのを警戒しているように受けとめられる。

 その後、7/20付朝刊紙面で2面に渡って検証記事が載ったが、記事のチェック体制に不備があったとの釈明。新聞社のWEBサイト、おそらくCMSと呼ばれるツールで運営されているはずだが、記事執筆→ 編集デスクの承認→ 記事のアップロード・公開といった業務フローがシステム上組み込まれているか。システムを設計・構築する段階でヒューマン・エラーは可能な限り排除されるはず。

 日本は滅びるね、日露戦争の勝利で浮かれる中、冷たく言い放つ台詞が夏目漱石の「三四郎」にあるそうだ。昔、某テレビ局は死んだとコメントしたニュースキャスターがいた。では、今回の件はどうなのか。現時点では最悪手を連発しているとしか思えない。自浄能力がないと心証を持たれてもおかしくない。そもそも5年以上有害情報がクオリティペーパーから垂れ流されていたこと自体、個人でなしうることでないし、ありえない。

 インターネットの事実上の標準語は英語である。なのでWikipediaの政治的なマターでは、特に英文ページで編集合戦が繰り広げられているとか。英文で発信された情報は各国語に翻訳され世界に拡散していく。第三者機関のコメントでネットに過剰反応したものがあったが、ある意味、毎日新聞こそ、ネットの特性を知り抜いて悪用した――灯台もと暗しで日本人が気づかなかったのも含めて――のではないか。

 いずれ実家に電話しようと思っているが、まだしていない。

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2008年7月19日 (土)

誤記

またまた漢字を誤記していたことに気づく。思い込んでしまうと無意識に流してしまうようだ。

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2008年7月11日 (金)

海将じゃないのね。

自衛隊東北方面隊の宗像総監は陸将であった。

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2008年7月10日 (木)

ごくろうさまでした???

2008.07.08
ココログデータベース分散化完了のご報告
http://info.cocolog-nifty.com/info/2008/07/post_62b1_1.html

ココログのレスポンス問題、データベースの分散化が完了したとのこと。現在はほとんど感じないが、一時期ココログレスポンス問題お知らせブログは非難のコメント、トラックバックが多数寄せられていた。今回で根治ということか。

それはともかく、お知らせブログを即閉鎖するのはどうだろう。あまり見たくないことは想像に難くないが、却って心証を悪くすると思う。

スパムトラックバックが殺到しているときなど、レスポンスが悪化することもあるそうなので、お知らせブログ自体はあった方がよいと思う。

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2008年7月 9日 (水)

メル凸成功?

NHKためしてガッテン、巻き爪の回をみる。

実は、去年NHKに巻き爪、陥入爪をとりあげて欲しいとメールした。ただそれだけの3行ほどのメール。

11月だが、しばらくしてNHKコールセンターから回答がきた。「ためしてガッテン」では巻き爪を扱ったことがなく、また今のところ企画や取材は予定していないとのことだった。ただ、視聴者の声を番組づくりの参考にしているとあったので、ひょっとすると僕のメールが誰かの目にとまったのかもしれない。それ以降特に連絡があった訳ではないので、実のところは知らないが。生命の危機に至る病ではないけど、痛くて直りにくくて嫌な病気とでも書いておけばよかったか。

実際みてみると意外な印象を受けた。僕の場合は化膿して痛かった(爪の周りは雑菌が多く直りにくい)のだが、それについては触れられていない。主題は巻き爪がどのようなメカニズムで起きるかで、詳しく解説されていた。指先の感覚と深い関係があるのだとか。皮膚の延長ということで皮膚科、整形外科、形成外科などで診てもらえるというのも収穫。実はよく分からなかったのだ。昔行ったときは整形外科だったけど、ここでいいのかな、と疑問に思いつつだった。

爪を引っこ抜くイメージがあってしり込みしていたのもあるが、ワイヤーで治療する方法が普及しているしい(ただし健康保険対象外)。僕の場合は化膿ぎみなので、爪の生え際を切除、生えなくする処置かもしれない。

基本は深爪をしない、サイズの合った靴を履くが基本である。改めて番組で確認した次第。

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手順ミス

炊飯器、スイッチをいれないまま電源コードを挿していた。
普段はスイッチをいれてからコードを挿すのだが。
二度炊きしてみるがボソボソ。

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2008年7月 1日 (火)

ですますである

NHK「おはよう日本」▽教授悩ます大学生の“コピペ”を観る。

ニュースでは語尾を変え整えるとなっていたが、中には「ですます」調と「である」調が混在しているものもあるんだとか。

僕の学歴は一応大卒だが、正直、せいぜい教養レベルなのでとやかく言えた義理じゃない。高校までと違い、自分で調べ考えることを求められる環境なので、はじめは戸惑うこともあるだろう。

検索エンジンの劇的な進化のおかげで"調べる"初動については敷居がグンと低くなった。検索サイトの入力欄に2~3つ検索ワードを入力、絞り込んで検索すればヒットする確率はかなり高くなる。問題は、そこから先だろう。

大学に入ったら、とりあえず論文・レポートの書き方指南書を一冊読めばいいと思う。いかに調べた上で書くか、だから。

教養ゼミに入るのもありだろう。人と交わることで雰囲気がつかめると思う。そうしてアンテナを張っていくと、次第に関連情報が意識に引っかかってくるようになる。

余談。
北大のとある先生のサイトにたどり着き、大学1年生に勧める本というページがあったので覗いてみると、高校生向け参考書があった。旧帝大の学生なのに?と意外に思ったが、考えてみれば高校時に履修していない科目については、ということか。

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