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2008年4月30日 (水)

シャケ産卵

映画「うた魂♪」を観る。設定上は函館だが、ロケ地は関東一円のようだ。客席の反応はよくて笑い声が漏れる。脚本家はフジテレビで放送された「かるた小町」(こちらも夏帆さん主演)を書いた人。どちらも王道的なストーリー。演出は漫画っぽいところがある印象。伏線も丁寧に張られていて、函館港イルミナシオン祭の脚本コンクール受賞作なのもむべなるかな。しかし、最初の数十分でどういう結末になるか、僕でも予測できる気がするが。

<追記>
近頃の子供は尾崎豊の曲に共感しなくなってきたと、何かの本であった。そういう視点があったらどうなるか。劇中では好意的なスタンスである。不良生徒たちがクソ真面目に歌うのが滑稽さを醸しているのかもしれない。

「ロッキー」なんか何回観ても面白いし、変にセオリーというか定石を外して滑るよりいいのかも(……ペーソスといえばいいのか、ロッキーはポーリーの存在が大きいのだろう)。モーツァルトの音楽も途中につぶやきのようなメロディを挟んだりする。

2時間退屈しなかった、充分楽しんだから別にいいのだが、受け手の想像力を超えるといった点では、小ネタはともかく、脱線したり破綻したり混沌とさせても……よくないか。

「かるた小町」もそうだが、意外性は求められていないのかもしれない。それより特徴あるキャラクターを愉しむ感じ。そういう意味ではやはり漫画に近いのか。キャラが立ってるのはむしろいい事である。

・・・すいません、良い部分はスルーして、個人的に思ったこと――分析にもならないか――を書き連ねてるだけですので。

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