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2007年11月24日 (土)

れいと・ぐれいと

NHK芸術劇場をながら観。劇場への招待「何日君再来(イツノヒカキミカエル)」。ジョン・レノンの「イマジン」がフィーチャーされている。そういえば映画「スパイ・ゾルゲ」のラストも「イマジン」だった。

個人的にはポール・サイモンの「レイト・グレイト・ジョニー・エース」を連想した。三人のジョン(ジョニー・エース、J.F.ケネディ、ジョン・レノン)の死を歌った曲。日本人にとってそれほど思い入れのない人達かもしれないが。

イマジンは押しも押されぬ名曲だが、なんかこう、何故引用されたのがイマジンなのか今ひとつ分からない。単に争いなんてやめようよ、というシンプルなメッセージかもしれない。が、テレサ・テンの歌で押し切るべきでは? もっとも、しっかり視聴したわけではないので意図が伝わってないのかもしれない。

話が完全にそれてしまうが、「レイト・グレイト・ジョニー・エース」の歌詞を参照すると、少年時代の1954年、ラジオのDJがジョニー・エースの死を伝えた。1964年、ビートルズやストーンズの年だったけど前年にジョン.F.ケネディが暗殺された。そしてとある12月、見知らぬ人がジョン・レノンの死を知ってるかい、と声をかけてきた。こんな感じで、短編小説のような趣がある曲。

サイモンとガーファンクルの再結成コンサート(セントラル・パーク・コンサート)でこの曲はお披露目された。が、ちょうどジョン・レノンの死に触れたそのとき暴漢が乱入した、という事件で知られている。後にアルバム「ハーツ・アンド・ボーンズ」で完全版としてリリースされた。フィリップ・グラス作曲のクロージングでアルバムは締めくくられる。・・・というわけで「いわくつき」の曲なんだとジョークのネタにされることもあった曲。その後、アルバム「ユー・アー・ザ・ワン」発表当時のライブ・ステージで披露されたときは何事もなかった。

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