超ポジティブシンキング
魯迅『阿Q正伝』『藤野先生』を読む。
阿Qのプロフィールが漠然としているのは、特定の誰かではなく中国の庶民という漠然とした総体の暗喩なのだろう。「精神的勝利法」は滑稽というかペーソスも感じさせるけど、ある意味ポジティブ・シンキングぶりには見習うべきものがあるかもしれない。辛亥革命前後の世相が活き活きと描かれた作品であった。革命のどさくさで清朝時代のみならず明の時代のものまで壊されたことは静かな批判なのだろう。
『藤野先生』は昔、国語のテスト問題で一部読んだことがあり(あったはず)、読んでみたいと思っていた。
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