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2007年3月22日 (木)

電波が勝手に降ってくる? 流してるんでしょ

NHKの放送記念日特集「情報発信に世界が動く ~国際放送新時代~」、音声を消して画面だけ流していたが、ふと顔を上げると、南太平洋の島国の人が「中国がこんなに民主的とは」と発言。これはジョークだろうか、と一瞬考え込む。

学生の頃、BS放送がはじまっていたが、確か教養課程の講義で聴いた話。電波は日本だけでなく韓国や台湾にも届いている。タダ観という批判もあるが、電波を流す方が悪い、という屁理屈で海外でもBS放送をみられるのである。これはおそらく意図したものだろう。自国のマスメディアの報道と海外の報道を比較できるのである。で、衛星放送だが近い将来完全にデジタル化されたらどうなるか知らないが。

それから天安門事件が起こった。僕はどこまでアホなのか、今ひとつピンとこなかった。リアルタイムで起こった自由の弾圧だけど、社会主義国では他に東欧でいくつか事件があったからだろうか。戦車にひき殺された学生もいたのに。教職課程で日本史の講師がおっしゃっていたが、民衆にとって中国の歴代王朝はあてにならない存在だったとか。その辺お上に任せていれば安心な意識が未だに残る日本とは国民性が違うのだ、と思わされた。その先生はおそらくマルクス史観の立場のはずだが、中国は変わらないですよ、と醒めた目を向けていたことを憶えている。確かに経済的には目覚しく成長したが自由化は未だ果たされていない。

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