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2007年3月

2007年3月31日 (土)

男装の麗人――フィデリオ

久しぶりにベートーヴェンの「フィデリオ」序曲を聴く。一般には「レオノーレ」序曲(第三幕冒頭第二幕ニ場で演奏されることが多い)が名曲とされているが、僕はフィデリオの方が好きだ。「レオノーレ」序曲は自己完結しているように思える。交響曲第4番第1楽章に似た曲調だろうか。意外と乙女チックな曲が多い。

男装したレオノーレ(=フィデリオ)が夫を救出する筋書きで、あまり面白くないと言われている。昔ラジオでやっていたのを録音した。話の筋は分からないものの、マルチェリーネのアリアなど好きな歌もある。

《レオノーレ》から《フィデリオ》へ
http://www.lib.kunitachi.ac.jp/tenji/2006/tenji0611.pdf

改訂を重ねていった経緯などが紹介されている。

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2007年3月29日 (木)

Decade

録画したNHK「ハゲタカ」最終回をみる。軍需産業云々は最終回の仕込みであった。EBOが成立して一応終わるが、中国系企業の大きな支援があってという設定である。現実にこういう話があったとしたらパトロンがついてメデタシメデタシとならないだろうな。極端な話、アメリカ企業は部品さえ調達できればいいはず。いくら創業者を経営者として尊敬しているからといって、それはそれ、これはこれ、と冷徹な判断をするだろう。何だかんだで鷲津もお人よしですな。

バブルが崩壊して、土地神話が崩れた。当時の政府が早めに不良債権問題に取り組んでいればもう少しましだったろうに、と思う。膿を出す、と表現されることもあるが、最終的には個人レベルで痛みを引き受けるか、の問題になる。元はプラザ合意あたりにまで遡るのだろうが、何かすっきりしない10年――Decadeだった。しかし、デフレの解決方法は詰まるところ戦争だったという物騒な話もあって、日本のケースはレアな事例なのかもしれない。いや、経済は門外漢なので事実と違うかもしれないが。

あの10年――Decadeはなんだったのか問いかけるドラマであった。鷲津たちは今後ハゲタカファンドからどういう方向に舵をきっていくのだろう。今度はエンジェルのドラマでも作ってくれればいいかもしれない。

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2007年3月28日 (水)

やはり暖冬

オオイヌノフグリが咲いていた。

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2007年3月27日 (火)

タクシーっ!

DVDで映画「トゥッツィー」をみる。昔、姉がこの映画をお気に入りだった。ヒロインのジェシカ・ラングが可愛い。こちらも「ハリウッド・リライティング・バイブル」(リンダ・シガー著 田中裕之訳)で取上げられていたもの。サブプロットのよくできた事例として取上げられている。

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2007年3月26日 (月)

教材にぴったり

DVDで映画「アフリカの女王」をみる。「ハリウッド・リライティング・バイブル」(リンダ・シガー著 田中裕之訳)というシナリオの直し(リライト)について書かれた本で登場人物の関係性/感情の変化を説明する例として取上げられていたものだ。何年か前に帰省したときにスーパーに置かれていたのを買ったもの。安物で画面がTVサイズなのはちょっと残念。画質はそう悪くはないと思う。実際観てみて、確かに教材にするのに適した作品だと思う。本編のほとんどが男女二人で進行するので分かりやすい。

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2007年3月25日 (日)

一絶

TBS世界遺産「絶景の中の絶景!中国の九寨溝水の流れが生む色彩美幻想の渓谷」をみる。透明な水面に映りこんだ景色が鮮やかで、もし印象派の画家がこの景色をみたらどう思うであろう。水質はかなり綺麗なようだが、魚も棲んでいた。

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読み捨てご免

深夜にゴソゴソと「ハリウッド・リライティング・バイブル」を出す。ないない、と思ったら下に隠れていた。厚めの本なので一目瞭然かと思ったらそうでもなかった。ついでにCDをいれたダンボールの中身を漁る。クラシックのCDをよく買っていた時期がある。あまり聴きこんでいないものが多いが、いくつかピックアップ。また聴いてみようと思う。

たまたまブログのアクセス解析をたどってみると、mixiの「読み逃げ禁止文化」という記事が目に止まる。ふーん、僕はmixi使ったことないから(招待してくれる人がいないからさ、ふんっ)知らないが、それもしんどいな、と思う。たまたま知人のブログはよく覗いてるが、コメントには残さず、メールで感想にもならないものを送っている。

僕のブログはタイトルのとおり「薄味」で、濃い意見・見解など何もない。ノンポリで定見のない人間の書き散らしたものだから、コメントなどなくて当然と思っている。しかし、トラックバックは意味不明なものが多くて閉じてしまった。

関連して
とある掲示板へ書き込みしているが、段々気まずくなってきた。この一件で事務局サイドに目をつけられたかもしれない。あちゃぁ、と思っているところだ。書き捨てできる環境と違い、自重せねばと思う。

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2007年3月24日 (土)

ミスキャストオフ?

ドラマ「彼女との正しい遊び方」をみる。水嶋ヒロ目当てであるが。こないだまで仮面ライダーだった人だが、声がいい。ライダーの主役を張るからには声が腹の底から出ていなければ。いつか若い頃の作品という位置づけになるかもしれない。しかし高校生役はちと合ってないと思う。昔は20代半ばくらいの役者さんが高校生役を演じることは多かったが。ヒロイン役の黒川智花は実年齢に近いはず。ヒロインのピンチに颯爽?と現れる水嶋ヒロはまさにライダー。というかあそこに張り込んでたのか?

ロケ地は栃木県の小山か。大学の同窓生に小山出身がいた。

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2007年3月23日 (金)

お元気ですかー?

DVDで映画「Love Letter」(岩井俊二監督)を観る。お布施のつもりで買ったものである。画質が良くて、これだと次世代DVDがいらないくらいじゃないかと思う。フィルタがかけられているのか雪景色が美しい。もしフィルムでなくビデオ撮影そのままだったら、雰囲気がかなり違っているだろう。韓国でも人気だったそうで、「お元気ですかー!」は旅行客の女の子たちが真似していたのをテレビでみた記憶がある。途中までヒロインが一人二役なのに気づかず、混乱してしまった。中山美穂は意外とショートカットの方が似合ってる気がする。

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2007年3月22日 (木)

電波が勝手に降ってくる? 流してるんでしょ

NHKの放送記念日特集「情報発信に世界が動く ~国際放送新時代~」、音声を消して画面だけ流していたが、ふと顔を上げると、南太平洋の島国の人が「中国がこんなに民主的とは」と発言。これはジョークだろうか、と一瞬考え込む。

学生の頃、BS放送がはじまっていたが、確か教養課程の講義で聴いた話。電波は日本だけでなく韓国や台湾にも届いている。タダ観という批判もあるが、電波を流す方が悪い、という屁理屈で海外でもBS放送をみられるのである。これはおそらく意図したものだろう。自国のマスメディアの報道と海外の報道を比較できるのである。で、衛星放送だが近い将来完全にデジタル化されたらどうなるか知らないが。

それから天安門事件が起こった。僕はどこまでアホなのか、今ひとつピンとこなかった。リアルタイムで起こった自由の弾圧だけど、社会主義国では他に東欧でいくつか事件があったからだろうか。戦車にひき殺された学生もいたのに。教職課程で日本史の講師がおっしゃっていたが、民衆にとって中国の歴代王朝はあてにならない存在だったとか。その辺お上に任せていれば安心な意識が未だに残る日本とは国民性が違うのだ、と思わされた。その先生はおそらくマルクス史観の立場のはずだが、中国は変わらないですよ、と醒めた目を向けていたことを憶えている。確かに経済的には目覚しく成長したが自由化は未だ果たされていない。

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2007年3月17日 (土)

あるかも

NHKドラマ「ハゲタカ」をみる。ドラマ第1回の冒頭、撃たれた鷲津の回想としてはじまるので、次週どういう風に着地するのか逆に楽しみである。

劇中登場する中国企業のモデルは韓国サムスン社だろうか。スケールメリットを活かした経営の会社で、いつか日本の上場企業が買収されて驚かされることがあるかもしれない。

<追記>
中国系企業だとハイアールやレノボが有名だろうか。IBMのパソコン事業はレノボに売却された。ノートパソコンのThinkpadはキータッチがしっかりしたいいノートだった。

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2007年3月14日 (水)

突き抜けると

テンプスタッフのCM、プリンの女の子が可愛い。実際いそうな感じでうまくデフォルメされている。

ハケンの品格、最終回だがながら観していると、雪で道路が通行止めになり、スカイダイビングで届ける、ってFedExのCMで似たようなのがあったか、思わず笑ってしまった。突き抜けてしまう楽しさか。ロジャー・ムーア時代の007シリーズを彷彿とさせた。

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2007年3月13日 (火)

うーむ・・・

ツタヤでMDのレンズ/ヘッドのクリーナーを買う。電器店よりツタヤの方がむしろ品揃えがいい。まあMDなんて時代遅れだからか。で、ヘッドをクリーニングしてみるとエラーが出てダメである。別に原因があるのだろう。

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ヒーロー

ニュースで全日空機の胴体着陸をみる。まさに衝撃の映像。当事者の方たちは意外と冷静な印象だが、パイロットの方はヒーローだなあ、と感じる。小心者の僕なら死を覚悟したかもしれない。

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破られるために

NHKスペシャル[再]「ラストメッセージ(2)湯川秀樹」をみる。核抑止論に触れられる。確かに大国が独占していた時期は抑止力が効いた側面があったと思う。が、核拡散が現実になった今、ゆらぎが生じているかもしれない。人間は善も悪もなし得る。ボタンを押す人間は相手を人間だと思わないだろう。神話や民話で繰り返し語られているが、人間、使うなと言われれば使ってしまうものである。

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2007年3月12日 (月)

名乗れ

このところ、時折アンケート調査の電話がかかってくる。RDD方式?とか言って選挙や政治のアンケートらしいが、アンケートの主体がはっきりしない。何かもやもやしたものを感じるので無視した方がよさげだ。

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2007年3月10日 (土)

未消化のまま溜まっていく

NHKドラマ「ハゲタカ」をみる。第1・2話はドラマ誌に掲載されたシナリオを読んだのみ。3話は未見。ちゃんと観ておけばよかったか。何で録画しなかったかな? もう一台DVDレコーダーを追加しないと無理か。

ふと思ったが、オオゾラ電機が買収のターゲットになったのは実はレンズ製造の高度な技術を米国の軍需産業が欲していたから、という説明がされている。日本側でその隠された意図に気づく描写はない。が、知っている人は気づくと思う。もしその意図に気づけば、別の支援者が現れるかもしれない。その辺は次回をみないと分からないかもしれない。

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単純ミス

横浜市歴史博物館で3月21日に催される講演会の申し込み返信が来る。葉書に印刷された日付が21日(日)と間違っている。水曜日祝日だ。人間だからエラーはある。

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2007年3月 5日 (月)

計算ずく

「脚本家の脳ミソ」(坂本博著)を読む。ラジオドラマのサンプルがあるので、ダウンロード、購入。他、自作シナリオの詳細な解説がある。細かい部分まで計算されていることが分かる。

ただサンプルとして取り上げられたシナリオの内容がドギツイか。

著者はNHK中四国ラジオドラマ脚本コンクールの審査員を務めている方。
オーディオドラマに特化したシナリオ教本があればいいかもしれない。

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2007年3月 2日 (金)

寝過ごしそうだが

4月1日(日)、横浜市歴史博物館で神楽が催されるらしい。市営地下鉄センター北駅から歩いて5分くらいか。近所なので行ってみたい。

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再会

新星堂でCDを買う。ふとクラシックのコーナーに行ってみると、レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック演奏のドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」があるのを発見。

このアルバムは昔、姉がカセットテープのものを持っていて聴かせてもらったのだが、僕にとってのクラシック入門だった。親しみやすいメロディで出会えてよかったと思う。僕は最初に聴いた演奏が基準となる刷りこみみたいな単純な脳であるが、この演奏は好きで他の指揮者のものも聴いてみたのだが今ひとつピンとこなかった。聴いてみるとカセットのときはあったノイズがなくクリアな音質である。スメタナの「モルダウ」も収録されている。そういえば地元は夕方になると「家路」をサイレンで鳴らすのであった。

他、マーラー「大地の歌」、シューベルト交響曲8番「未完成」/第9番「ザ・グレイト」を買う。「ザ・グレイト」も好きな曲であるが僕の所有しているのは録音が古いものなのでついでに購入する。これも録音は1963年とあるが、60年代の録音だと十分だと思う。流石に50年代、それ以前は高音がこもって音の全貌に触れることが難しいと思う。

で、他にアバのベストアルバムも買う。実家に「チキチータ」のシングルレコードがあってお気に入りだった。

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