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2006年10月 9日 (月)

ガマちゃんMIA

映画「アメリカン・グラフィティ」を観終える。なぜか今まで見逃していた。田舎の娯楽は少ないので、自然と車に熱をあげるのはどこの国も同じか。日本では18歳にならないと免許がとれないので、向こうと同じシチュエーションにはなりにくいだろうか。クラシックカーが魅力的である。アメ車の伸びやかなデザインと比べると日本車は寸詰まりに感じられる。サントラはかなり前から持っていた。BGMのオールディーズが魅力である。ウルフマンのDJも収録されている。なぜ買ったのか覚えてないが、アート・ガーファンクルが本作品でも登場するいくつかの曲(瞳は君ゆえに、シンス・アイ・ドント・ハヴ・ユー)をカバーしてたからだろうか。アート・ガーファンクルをもってしても、原曲にはかなわない、と思う。

少年たちが故郷を巣立っていく前夜が舞台である。僕は末っ子で、兄姉たちが進学で実家を離れていったので、自分もいつか、とプレッシャーが掛かっていたことを覚えている。僕の場合は自業自得だが最悪に近いだろう、逃げる様にして去ったことを覚えている。スター・ウォーズもそうだった。ルークは故郷タトゥイーンを脱出できずに悶々とする。そんな訳でかなりシンパシーを抱いていた。僕の進学した大学は関東出身の人間が多かった。まあ、関東の物価では実家から通う方が家計に優しいだろう。後年、会社の女の子とちらりと会話を交わしたとき、田舎のある人いいですね、と言われて驚いた。彼女は神戸っ子だった。僕にはそんな発想はなかった。

映画は古き良き時代の終りを暗示して終わる。登場人物の一人はベトナム戦争で戦死する。アメリカ車は日本車にシェアを奪われていく。今度は日本語吹き替えで観てみようか。

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