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2006年1月16日 (月)

ビデオ撮りそのまんまじゃ・・・

ドラマ「西遊記」をちょっとだけ観る。昔やってた堺版西遊記は観ていた覚えがあるが、流石に内容は忘れてしまった。しかし、何かちゃちな印象であった。多分ビデオ撮りそのままなのが質感を悪くしてるのではないだろうか。ビデオ収録でもフィルム的質感のフィルタ加工をしているドラマもあるそうだが。ネットを観ると「ストーリーをはしょり過ぎ」の様な意見があった。多分1クールしかないのだろうし、まともにやってたら旅立ち以前で物語が終わってしまうからやむを得ないのだろうか。そういえば毎日新聞では西遊記の小説が連載開始されていた。

意外なことに今の若い世代はビデオ撮影とフィルム撮影の違いが分からないそうである。それもそのはずで、今はほとんどのドラマがビデオ撮影でフィルム撮影は消えてしまっているから無理もない。僕もフィルム撮影とビデオ撮影の違いを説明せよ、と言われたら答えに窮する。画面の質感が違う、フィルム撮影では粒子感というか空気の質感があるとか、ビデオ撮影では鮮明だが、ややのっぺりした画造りになるということだろうか。実際にはビデオ撮影でも後処理でフィルムの様な質感をもたせることも可能なそうなので、もうこうなるとほとんど素人目には分からない。

ビデオ撮影のメリットはフィルムと違い現像の手間がかからないので、撮ったその場で確認できる、結果コストダウンにつながる点などが挙げられるだろうか。反面、高速度撮影では未だフィルムに分があるようである。これは重厚感などにかかわってくるので重要なポイントである。

ビデオ撮影の映像は色調が温かみを感じさせるので、それが広く受け入れられる理由かもしれない。

デジタルシネマカメラ VARICAM/映画史100年・沈黙の革命
これは開発秘話的コラム。
知らないところでバリカム撮影に置き換わっているかもしれない(だから沈黙の革命)。

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