何が真実か分からない
ニュースでタイ人少女の人身売買のニュースをやっている。大学時代、僕はレポートの題材に「女たちのアジア」(松井やより著 岩波新書)という本を選んだ。その本が一番薄かったからだが、そこに描かれた女性たちの姿にショックを受けたことを覚えている。確かタイの話もあったと思う。
で、この本は冒頭で当時大問題となっていた従軍慰安婦問題を取り上げているのだが、記述に問題が多かった様である。昔の本なので正確なことは覚えていないが、慰安婦とされた女性の証言の整合性に問題があるはずである。が、僕は近代史の勉強をおろそかにしていたので、疑うことすらなかった。岩波書店、元朝日新聞記者という肩書きは大きな信用であった。数ヶ月前、NHKの番組改変が問題となったが、松井やより女史の団体が関わっていた様である。政治的な思惑が複雑に絡み、わずか数十年前のことすら何が真実なのか分からなくなっている。自分の甘さを痛感させられた一件であった。
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