ヤマト=ヤマタイ?
「口語訳 古事記 完全版」(三浦佑之著 文芸春秋社)を読んでいると、邪馬台国を「ヤマト」と読んでいる箇所があり、驚く。
「また、邪馬台をヤマタイと読むのはきわめて恣意的なもので、漢字音からすれば、ヤマトと読むことに疑問を差し挟む余地はない」(123P)
魏志倭人伝で邪馬台国に至る道筋は曖昧であり、九州とも近畿とも解釈できるものであったかと思う。僕個人は特に根拠もなく九州説と考えていたが、畿内説なら卑弥呼の邪馬台国がそのままヤマト政権に引き継がれていったと考えることができる。ロマンのある話です。
<追記>
古代の日本は彦姫制と呼ばれ、男性が政(まつりごと)を、女性が祭祀を司るが、ヒコは日子、ヒメは日女であろうか。卑弥呼の当て字は東夷に対する蔑視の現れであろう。本来なら日巫女か日御子辺りだろうか。
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