約束の地
小説「聖書」旧約編(ウォルター・ワンゲリン著 徳間書店)を読み終える。個人的には、それほど好きになれなかった。父性的な絶対神のイメージがなじめないのかもしれない。物語には多くの民族が登場する。ペリシテ人のペリシテはパレスチナの語源と知って驚いた。現在のパレスチナ人との繋がりは知らないが、民族の対立は根深かった。多くの民族が交錯し争う中で形成された大陸の民族性は島国日本に住む僕には理解を超えるものがあるだろう。
<追記>
「好きになれない」というのは同じシリーズの新約編と比べて、という意味である。しかし、驚かされるのは平易な文章でありながら、美しい文章であることである。聖書の訳文を参考に翻訳されているのだろうが、平易でいて格調が高い素晴らしい文章だと思う。
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