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2005年5月22日 (日)

ペットの行方

TV朝日「素敵な宇宙船地球号」を観る。縁日の屋台でおなじみのミドリガメが捨てられて繁殖している様子が映されていた。そういえば数年前、萩城にいったとき、お城の堀がミドリガメだらけでギョっとしたことがある。

僕も他人のことは言えない。小学生時代、友達から小亀をもらった。それは日本の亀だが、ロクに餌もやらないで放置していたのである。亀の腹の甲羅が柔らかくなっていることに気づいた僕は川に放した。

生き物を飼うということは責任がかかるということである。今の僕は集合住宅に住んでるから、生き物を飼うことはままならないが。何年も前、営業活動の息抜きに公園に立ち寄った。というよりサボったのだが、そこに二匹の子猫が捨てられていた。あまりの可愛らしさに連れて帰りたかったのだが、その頃もアパート住まいだったから、置き去りにしてしまった。後で気になって公園を覗いてみたのだが、子猫たちの姿はなかった。花見の老人たちがいたので、彼らが連れて帰ったのだと思うことにしている。

父がなくなったとき、何頭もの柴犬や鶏が残された。父がペットとして飼っていたものである。結局知り合いのつてを頼ったりして引き取ってもらった。彼らにとっては急に訪れた悲劇だったろう。一匹は引き取り先の家から逃げ出してしまったそうである。かすかな哀れみを感じる。僕自身何かしたわけではない。彼らの面倒をみたのは姉や兄たちであった。そういう意味でも申し訳なく思う。

ペットを飼うこと自体はいいことだと思う。子供の頃、彼らと触れ合ったのは良い思い出になっている。しかし人間の手に余るペットまで飼ってどうするのだろう? と思うことはある。

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