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2005年2月

2005年2月28日 (月)

薄ぼんやりした頭で、ニュースを読む

ライブドア堀江社長とフジテレビの争いは未だ続いている。個人的には800億円の転換社債発行なんて狂気の沙汰だと思う。売上高が1兆円クラスの企業でも償還に苦労してるのだから。先のことは分からないが、堀江社長の真意はやはりマスコミを牛耳るということなのだろう。

もし僕にお金と技術があったらニュース解説のサイトを立ち上げたい。ニュースと雑誌の中間くらいだろうか。国際情勢などニュースの背景について解説して欲しいと思うときがある。ユーゴ紛争などは新書版を読んではじめて事態の複雑さが分かった。国内のニュースでも新聞によって報道のスタンスが違うことはままあるから、その違いがなぜ生じるのか解説して欲しいときもある。時系列でまとまったかたちで記事を追いたいときもある。まあ高校生か大学生レベルに向けたものだろうか。特集記事に近いだろうか。

実際には新聞社のサイト内検索やGOOGLEのニュース検索で多くはまかなえるだろう。有償だがクリッピングサービスを使うという手もあるかも知れない。まあ要するに自分のメディアリテラシーが低いので、そこをなんとかならないか、という他力本願な願望である。

興味のあるトピックスは新書版を買ってまとまった知識を仕入れて、というかたちで対処していただろうか。新聞やTVニュースだと速報性はあるが、時系列的にみると断片的になりがちなので、基礎知識がないとつらいときもある。そういったときには新書版はいい。ただ、新書版だとどうしても本が書かれるまでには時間が掛かるのと、著者の嗜好に左右される面もある。それに僕の読書スピードではそう多くの本を読めないこともある。

最近ではネットの掲示板で興味のあるトピックスを追いかけている方が多いだろうか。最近は自分で好みのトピックスを立てることができるので、割と細かいニーズに対応できていると思う。反面、トピックスが乱立しすぎてどこに必要な情報があるのか、また流れが速すぎてついていけない、という別の悩みは生じている。検索機能は弱いだろうか。ネット掲示板の議論はいわば床屋政談みたいなものだが、意外と色々な意見があって面白い。マスコミが触れないなぜ? という深い部分に触れていたりして成る程と思わされることも多い。たとえば女性天皇をめぐる論議でなぜ女系に強硬に反対する人がいるのか、などである。男性を基準にして考えると女性天皇の系統の人が即位すると王朝交代になってしまうから(男系断絶)、という理由らしいが、議論の是非はさておき、この辺りはマスコミではぼやかしてしか報道していない様な気がする。

大学生のとき先輩が「日経を読んでたら結構理解できるんだよ。俺も進歩したなあ、と思ってよくみたら朝日新聞だった」と笑い話をしていた。経営学部の真面目な人だった。僕自身、サラリーマンになった今でも日経は僕のレベルに合わないと思う。製造業やサービス産業の記事はまあまあ理解できるが、金融や官公庁関係の記事は皆目駄目である。普通の日刊3紙を読んでみるとまあまあどの記事も読めるので、別に極単に僕のレベルが低すぎるというわけでもない様である。ただ僕自身はやはりニュースを自分なりに分析する能力はないな、と感じている。メディア・リテラシーはないと思う。

前の上司に「お前はものを知らない」ときつく指摘されたことが度々ある。実際指摘のとおりだと思う。色々理由はあると思うが、
・基礎的な歴史の知識が不足している。
・本や新聞を読まない
ことに尽きると思う。政治家だって情報の9割は新聞から得ているという。普段努力してないと、徐々に差がついて、やがてその差は埋めがたいものになるということだろうか。

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70ページの法則

70ページの法則。それは積読の理論である。僕は読書のスピードが遅い。ものにもよるが1日70ページくらいがせいぜいである。で、そこで投げてしまうのである。積読になっている本はだいたいそのくらいのページで止まっている。年々読書量が減っている。どうも頭の疲れがとれなくて活字を敬遠してしまう。活字を読まなくなった分インターネットにシフトしたという事実もあるが、とにかく本が読めない。危機的状況である。ここ数年で読了した本は本当に少ない。本屋にいくのは楽しみだから結構本自体は買っている。しかし読めないのだ。

漫画すら読めなくなった。昔は単行本1冊くらい数時間で軽く読んでいたが、今は1話読んでは休み、1話読んでは休み、で休み休みでないと苦しくなっている。本当、脳の疲労感が激しいのでなんとかならないだろうか。睡眠の質がよくないのかもしれない。

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2005年2月20日 (日)

GRTつきのモデルはいい

ビクターのビデオHR-VXG200を使っている。2000年前後だったと記憶しているが、近所に大学病院とマンションが建って、電波の受信状況が悪くなりゴーストがひどくなった。それでゴーストリダクション・チューナー(GRT)付きのこのモデルに買い換えたのである。GRTの威力は強力で、ビデオ経由で観ている分には画質に不満はほとんど全くない。また録画画質もいい。標準画質の良さには驚かされたし、普段はVHSテープを3倍モードで重ね撮りしてるが、それでも十分な画質である。S-VHS ETという普通のVHSテープにS-VHS画質で録画できるモードもあるが、これは違いが良く分からない。

弱点はビデオを再生してるとときどき画面の縦揺れ(ジッター?)が発生すること、予約で深夜の時間帯の日付を指定するとまず最初に1年先の日付が選ばれてしまうことである。最初これで数回予約録画を失敗した。原因がわからず首をひねっていたが、あまりな不具合に気付いてあきれてしまった。1年先の番組を予約したい人間なんているわけないだろっ! あとはリモコンのレイアウトがよくないことだろうか。液晶画面で対応していなくてTV画面をみないと予約できないし、TVのリモコンとの切り替えも面倒である。結局TVとビデオのリモコンを併用している。よくできたリモコンだとビデオのリモコンだけでまかなえるのだけどれど。あとは予約数が8番組までというところだろうか。これだと意外と苦しい。

つらつら書いたけど、画質には非常に満足している。GRT付きのモデルでよかった。GRTのよさは実際使ってみないと分からないだろう。

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2005年2月17日 (木)

掲示板巡回ツールを入れてみる、ついでに成果主義について

DesktopBBS for YAHOO!掲示板というYAHOO掲示板巡回ツールをダウンロードしてみる。使いやすそうである。これまでYAHOO掲示板はWEBブラウザで読んでいたのだが、次のメッセージに遷移するのが面倒であった。このツールなら掲示板のログをダウンロードしてローカルで読めるのでメーラーやRSSリーダーに近い感覚になる。

YAHOO掲示板の存在を知ったのは2001年初頭だったと思う。株式掲示板を会社の先輩に教えてもらったのである。ちょうどその頃だったろうか、富士通の社長が「社員が働かないから業績が伸びない」というニュアンスの発言をして、掲示板が荒れていた。自身の経営判断を棚に上げてそんなことを言われれば、そりゃ社員は怒るだろう。だからといって掲示板に社内の事情を暴露していいというものではないが。

富士通で思い出したが、『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』(城繁幸著 光文社)という本を買って読んでいる。書店で平積みになっているのでベストセラーなのだろう。1990年代に導入された成果主義が富士通の業績悪化につながったと主張している本である。成果主義になって社風が悪くなったというのはそうなのだろうが、業績の悪化に直結するものだろうか。遠因となるとは思うが、変化への対応が遅れたとは言えるのだろうか。

90年代はデジタル化が急速に進展して、それは日本企業を取り巻く環境の変化も意味していた。後手後手に回ったのだとしたら、それは経営側の戦略ミスが主因ではないか。

同情する部分もある。保守運用・サポート部門などの評価は低く抑えられて良い評価が得られない仕組みになっていたそうである。サポート部門は顧客・社内顧客と直接接する部門であり、地味ながら重要な部門である。そういう部門で働く人たちが報われないのはちょっと気の毒である。ただ富士通の場合、FSASという保守運用・カスタマーサービスを主とする会社が成功していることもあるので一概に非難できないとも思う。

この本の著者は元富士通社員だそうである。いわば内部告発の本。同じ釜の飯を食った人に対してどのような想いでいるのだろう。一冊の本を書き上げる実力は素直に評価したいが、一企業の事例だけで結論に導くのは強引ではないか? 成果主義が全ての部門・職種で有効でないのは分かった。だがそれだけではないだろうか?

<追記>
もちろんリストラを繰り返した企業の社員の士気が大幅に下がって泥沼化、さらなる業績悪化をまねくことはよく聞くことだ。そういうのは業績悪化の原因として表立って語られることはない。販売不振というかたちで表に出るだろうか。まあ富士通の社長は舌禍事件を起こしがちな人ではあるのだろう。言わなきゃいいのに神経を逆なでする人はいる。

とりあえず鳴り物入りでスタートした人事制度の変遷を知る上では興味深い本ではある。普通人事部は秘密のベールに覆われているから、彼らがどういうロジックで判断・行動しているかという参考にはなる。ただし成果主義批判にとどまらず、なんらかの方向性を提案するべきではなかったか。富士通一社だけの事例にとどまらず、幅広い事例を収集して取り上げるべきではなかったか。自分の勤めていた企業の内情はよく知っている分、バイアスがかかってしまう可能性は否定できないだろう。内部告発の本を書いたのは勇気がいったろう。一生そういう評価がついてまわるのだから。ただ富士通批判なのか成果主義批判なのか、そこは明確に分けて論じて欲しい。

加えると、著者はおそらく人事部門での勤務経験のみではないか。

<追記>
そりゃ、僕だって数字ではっきり実績がでる部門だけじゃない、くらいのことは分かる。なんていうか、僕も流行りものは好きな口だが、考えないで飛びつくのはアレなのだろう。僕自身痛い経験をしたことがあるが、改革する上においてすぐに手をつけるべきでない、シンプルイズベストというか、何段階かのフェーズで徐々に移行していくべきものがある。僕のようなボンクラは痛い思いをしないと学ばないが、賢い人は上手に回避するものである。

amazon.でレビューを読むと文中に英単語がしばしば挿入されていることについてのクレームが多かった。おそらく英文で相当する単語だろう。注釈欄や巻末に一覧表としてまとめれば有用なのではないか。

城氏別が執筆した別の著書のレビュー(だけ)を読む。人事にまつわる既得権益云々となるのだろうか。既得権益をはいそうですかと手放すはずもないので、そこに踏み込んだ内容かもしれない。

関連して、ここ数年の雑誌記事を読むと、成果主義の弊害で他人に仕事を教えず保身に走る傾向があるとか。要するに人に仕事がついてしまうということ。トータルでみれば明らかにマイナスだろう。

ピラミッドを上下に分割、上部構造と下部構造ではないが、人が評価されるのは上の方、個々の業務知識やスキルを統合、コントロールする能力だと思う。ところが本人は三角形の下を守ることに汲々としてしまう……そういう風に思う。

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2005年2月15日 (火)

カセットの思い出

今日のNHK「プロジェクトX」はTDKカセットテープの話であった。うちのホンダHR-Vの車載オーディオはCDとカセットの組み合わせなので、カセットは一応現役である。もっとも普段使っているラジカセがCD/MDの組み合わせなのでカセットはほとんど使わなくなった。

HR-Vは2000年頃のモデルだが、この頃は既にMDが普及してたと思う。不思議に思ってネットの掲示板で質問してみたら、この時期車載オーディオの主流がカセットからMDに変わったらしい。特に後付のコンポはつけてない。

カセットで最初に覚えているのは父のレコーダーを使ってみようとして、ボタンを押してもカセットが動かない。多分テープが終端までいってたのだろう。そのときは裏返すということを知らなくて、カセットとはよく分からないものだという印象を抱いた。中学生になってその辺りの仕組み、A面B面の違いがようやく分かったのである。そういえばリバース式のヘッドは憧れであった。

他に覚えていることといえば、叔父の経営する電気店にいって「ノーマルテープなんて」という発言をしたら、叔父の同業者の人だろう、「今はノーマルでも良くなってるんだよ」と諭されたことである。あの頃は中学生だったから背伸びしたい年頃だったのである。まあ実際ハイポジションのテープの方が音はいい様ではあるが、別にノーマルだから聴くに耐えないということはない。必要十分な性能であった。

一時カセットで音楽資産をもっていたのだが、あれはどこにいったのだろう。「トリスタンとイゾルデ」の名場面集など、クラシックで気に入ってる曲が多かったのだが。引越しでどこか奥にしまってあるのだろうけれど。クラシックのアルバムは再販されるとは限らないのでカセットで買ったのは今にして思えばよくなかった。メディアの断絶である。

いや、CD/MD/カセットの3in1のラジカセなりミニコンポなりにすればよかったのだが、外部入力(AUX)のあるモデルを選んだのだ。TVがモノラルなのでビデオからステレオ音声をラジカセにつないで聴いている。新入社員時代にモノラルTVを買ってしまったのが未だに響いている。わずか数万円の差だったのだが。

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2005年2月 8日 (火)

DVDレコーダーの不具合

パナソニックからメールが。昨年年末に買ったDVDレコーダーE250Vの一部の機能に不具合があって、修正プログラムを配布するというのだ。保証書の製造番号をみたら該当していた。特に使う機能でもないし、CD-ROMを送ってくれるので別に不満はないが。

デジタル家電は中身は実質パソコンの様なものである。そういう意味では今後、修正パッチをあてることは増えるのだろうなという感はする。

<追加>
しかし考えてみれば、今回の件はユーザー登録していたから通知がきたのであり、ネットの便利さがよく分かる一件ではあるものの、ネットを使っていない中高年にとってはネットから疎外された事態になる可能性のある性質のものかもしれない。ちなみにハガキでもユーザー登録できるので別にネットを使ってなくても通知はくるはずである。ただ、家電製品でユーザー登録という事自体、今までだとほとんどなかったのではなかろうか。僕はパソコンの延長という気分でユーザー登録した。VHS時代だと考えられなかったことではある。SONYのプレイステーションがこういうサービスで先行していたか。VHSとは比較にならないほど高機能になっている代償でもある。短期間で市場に投入しなければならない製品でもあり、バグの洗い出しの苦労がしのばれる。

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明日のサッカー

明日はサッカーW杯アジア最終予選の第一戦がある。僕はサッカーを見る目がないので良く分からないが、実力的には日本が上で普通なら負ける相手ではないらしい。とりあえず初戦がホームの試合でよかったと思う。ここでしっかり勝ち点を稼いで欲しい。

今回は上位2位までがW杯本戦に出場権を得られ、3位はプレーオフとなるそうなので、比較的楽な条件ではあると思う。が、試合では何が起こるか分からない。フランス大会のときも薄氷の勝利であった。そういう意味ではファンを安心させる展開であって欲しい。

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2005年2月 1日 (火)

リソース不足

使っているノートパソコンがしばしばメモリのリソース不足になる。回線をADSLに変えてからの様だが、基本的に192MBでは足らないようだ。古いノートなので増設できる一杯一杯なので打つ手がない。回線の接続を一旦切って、再び接続するといい場合もあるがダメな場合もある。OSがWindowsMEというのも原因のひとつかもしれない。2000年の11月に買ったモデルだから、もう4年近く経過している。パソコンが陳腐化するのは大体3年くらいといわれているはずだから、本来なら買い換えてもいい時期なのだが。

試みにメモリに常駐しているソフトをいくつか外してみた。多少はいいようである。

<追記>
WindowsMe の場合、

[スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[システムツール]→リソースメーター でシステムリソースの状況を調べられる。

また、常駐ソフトを外すには、
[スタート]ボタンを右クリック → [開く]→[プログラム]→[スタートアップ]で自動起動されるソフト(ショートカット)が確認できるので、そのショートカットを外す。

また、別の方法として、
[スタート]→[ファイル名を指定して実行]→ msconfig で、[システム設定ユーティリティ]画面を呼び出し、[スタートアップ]タブで常駐ソフトを外す方法がある。ただし、ここでは「読み込み元」が「スタートアップグループ」のものに押さえておいた方が無難だろう。「レジストリ」などシステムに深く関わっているものは触らないのが吉だろう。

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