震災から9年
阪神大震災から9年。もう9年も経ったのか、と感慨深い。当時は姫路に住んでいた。大体震度4くらいだったそうだが驚いた。地震が起こった瞬間にはあんな重大な被害がおきるとは予測できなかった。地震が起きた瞬間に目が覚めた。それからゾッとした感覚に襲われてしばらく布団から出ることが出来なかった。部屋は引越しの準備を進めていたのでほとんど被害はなかった。いくつか棚のものが落ちたくらいだった。
確か3連休があけた日だったと思う。始めは気にもかけなかった。TV報道も最初のうちはほとんど被害を伝えず、被害の実態が分かったのはしばらくして後だった。それからは時間単位で死者が増えていくことに驚きを隠せなかった。
知人の範囲では死者は出なかったが、二つの営業所が倒壊したのと、知人の女の子の実家が家事で全焼したそうだ。取引先の若社長が当時自衛隊の隊員で救援活動で震災直後の神戸を訪れたとのこと。あまりな光景にもどしてしまったそうである。神戸市民の上司は「死ぬかと思った」と率直に述べていた。
当時営業を担当していたテリトリー(中国道沿いのエリア)が神戸からの迂回路にあたり、県道の渋滞が激しかった。震災から3ヵ月後ぐらいに仕事で神戸陸事を訪れたが、液状化現象で真新しいはずの道路が波うっていた。火事の焼け跡はそれほど無かったと思うが家々は傷んでいた。
あれからもう9年。神戸の街は復興した。そういえば最近イランで神戸をはるかに上回る規模での震災があったのだ。大事件はあれからいくつか起こったが信じられない、事実であって欲しくない感覚でTVを観ていたのは地下鉄サリン事件と9.11テロだろうか。
僕自身は9年前とどれほど変わったろうか。一人の大人としては当時とあまり変わっていないというか進歩してないな、というのが正直なところだ。
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