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2014年6月16日 (月)

もうなんちゃって一眼レフと呼ばせない?

パナソニックのネオ一眼、FZ1000が発表された。1インチセンサーを搭載、4K動画に対応した。また、空間認識技術DFDでコントラストAFの更なる高速化が図られた。おそらく他社の像面位相差AFと同等のレベルだろう。

僕自身はFZ200の後継機はマイナーチェンジ程度で、以前プレスリリースであったマイクロ分光素子を採用した高感度に強い新型センサーを載せてくるのではないかと予想していたが、思い切り外れた。

一眼レフのエントリーモデルによって、レンズ固定式&EVF内蔵のネオ一眼はセンサーの小型化とズーム倍率の拡大にシフトした。基本的には今でもそう。

ソニーRX10、RX100など1インチセンサーを積んだソニー製のモデルはコントラストAFのみで像面位相差AFは採用されていなかった。なぜだろう?と思っていて、FZ1000の登場でようやく分かった。RX10の後継機はおそらく4K動画に対応するだろう。画素欠損のないセンサーの方が動画撮影と相性が良いらしい。

矢継ぎ早に4K動画対応モデルを投入することで他社と差別化を図っているのだろう。APS-Cだとセンサーの発熱/排熱対策が問題となり(※取扱い説明書に但し書きがあるモデルもあり)、動画の撮影だと運用上の問題を抱えることになる。撮りたいときに発熱でダウンしたら撮れない。

動画撮影に必ずしも最適化されていない一眼レフと巧く差別化できていると思う。そう来たか!みたいなサプライズ感。実売価格も10万円を切る水準で、すぐ追随できるのはソニーくらいだろう。

http://www.geocities.jp/ueue7070/dc/calc.html
このサイトで画素ピッチを調べたところ、2.4μm。これ以上の高画素化は厳しいだろう。

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