モジュール式デジカメ

リコーGXRのS10ユニットを購入。

年末か年初か忘れたけど一昨年、家電量販店でGXR＋P10キットの展示品に9,800円の値札が付いていて、パクッと食いついてしまった。純正カメラケースもおまけに付けてくれたので、ほとんど持ってけドロボーみたいな破格値。

※展示品なのでボディに細かい傷はあったけど、今のところ異常なし。

P10は1/2.3型裏面照射式CMOSセンサー（1000万画素）で光学10倍ズームのレンズを積んだカメラユニット。

実は買ってから「1/2.3型じゃあ画質は期待できないか」と後悔したのだけど、実際に撮ってみて印象が変わった。1/2.3型センサーでもレンズ設計に余裕があれば、それなりの画質になると分かった。

ボディもグリップの窪みがいい感じに引っかかるし、操作性も当時としては使いやすい部類だろう。一見とっつき難そうな印象を与えるデザインだけど、暴れ馬的な性格のカメラではない。

買った理由の一つが裏面照射式CMOSセンサー。発売時期からしてSONY製のセンサーで初期のものだろう。ISO800でもCCDの様に色褪せたりはしない。ただ、低感度でもうっすらとノイズが掛かっているように見える（※そもそもISO801以上からノイズリダクションＯＮに設定していた）。最新のセンサー・画像エンジンだと、ここら辺の問題点はある程度解消されているのか？

ただ、CCD機のGRD3と比較して色味が若干異なるように思え、あれこれ考えた末にS10キットを追加した。

以下妄想。

GXRはモジュール式のデジカメというコンセプトで登場したのだけど、欠点として、センサーの陳腐化が著しい一方、レンズはそうでもない（何世代も使いまわせる）というアンバランスさがあったことは否定できない。

既に生産終了となったのだけど、もしも後継機が出るとしたら、カメラユニットとレンズを分離、Qマウントで1.0型センサーを積んだモデルを……なんてところだろうか。価格.comの掲示板を見るに、Qマウントに1.0型センサーを乗せることはありえなくはない様だ。

※Qのレンズが1.0型のイメージサークルをカバーしているか否かは不明。