500~600万画素の時代は知らない
たくきよしみつ「デジカメに1000万画素はいらない」(講談社現代新書)を読む。積ん読だったものを引っ張りだした。朝日新聞beに連載されていた記事に加筆したもので、要するに初心者向けなのだが、ようやくこのレベルが分かってきたというところ。
初版発行は2008年なので、現在と変わっている内容もある。F値1.8~2.0と明るいレンズを搭載したハイエンドクラスのコンデジが各メーカーからリリースされて根強い人気がある。画素数も1000万画素程度に抑えたものが多い。また、ミラーレス一眼の人気が高まっている。レンズ交換可能なメリットもあるが、もう一つ、大きめのセンサーサイズが人気の要因とのこと(APS-C、マイクロフォーサーズとも)。なので、著者の主張は的確であったことが窺える。
昔、800万画素くらいで銀塩フィルムに相当する解像度と何かで読んだ記憶があって(どんな計算か根拠は知らない)、それくらいで高画素化は打ち止めになるのかなと思っていたら、逆に高画素化は加速、1600万画素のセンサーも珍しくなくなった。
現在所有しているリコーGRD3が1/1.7型センサーで約1000万画素。パナソニックFZ100は1/2.33型センサーで約1400万画素。但し、後継のFZ150では約1200万画素に抑えている。
200万画素(IXY200a)から1200万画素(ZX1)へ一気にステップアップしたこともあって、中間の500~600万画素時代のデジカメは知らない。200万画素(1600×1200で約192万画素)だとやや物足りなさを感じる場合もあるのだけど、ブログにアップロードするならこれくらいのサイズで十分だろう。400万画素ならどうか?
プリントしてもせいぜいA4サイズくらいだろうし、(高画素≒高画質と謳ってきた手前)今更500~600万画素に戻せないとしても実用上は800~1000万画素もあれば十分なはず(美術品の鑑定でもするなら話は別だろうけど)。実際、GRシリーズやLXシリーズなどのハイエンドコンパクトでは1000万画素程度に留め、ユーザーも支持している。
デジタルズーム(トリミングと同じ原理)も高画素化の要因の一つだとか。将来、4K2K動画を撮影できるカメラが登場するだろうけど、それでも単純計算で1200万画素(4000×3000)程度でいけるか?
まぁ、グダグダ書くよりセンサーサイズの大きな機種を買うのが一番か。
<追記>
パナソニックTZ1(中古)を買う。1/2.5型で500万画素のCCD。実際に撮ってみると、ノイズの少ない仕上がりとなっている。まだいけるという印象(※SDHCカード非対応なのが運用上のネック)。
調べてみると、2.0μmくらいの画素ピッチを確保している。1/1.7型で1000万画素のモデルとほぼ同じ画素ピッチ。
裏面照射式CMOSだと画素ピッチが2.0μmを下回る辺りから効果を発揮するという話なので、この辺りの数字が分水嶺なのでしょう。文系かつ事務系なので光学的な話はさっぱりですが。
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