ライブパフォーマンス

2024年7月 1日 (月)

機会を逃す

下北沢の小劇場で不条理演劇を観たかったのだが、機会を逃してしまった。コロナワクチンを接種したため体調が若干不良だったという理由もある。

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2024年6月19日 (水)

歌舞伎座に行く 2024.06

銀座の歌舞伎座に行く。銀座についたのは午後3時前で開場は4時からだったので、歌舞伎座の裏通りの喫茶店で時間を潰す。アイスコーヒーとグレープフルーツジュース(白)とで約2000円した。銀座なので倍の価格がする。ジュースは甘かった。

東銀座の歌舞伎座
歌舞伎座・意外と奥行がある

歌舞伎座は中に入ってみると、巨大な劇場だった。ステージの幅は通常のステージの倍ほどはあるだろうか。全く予想していなかった。座席は6列目。ステージのほぼ中央の位置だった。

六月大歌舞伎、

・南総里見八犬伝
・山姥
・魚屋宗五郎

の三演目が上演された。歌舞伎の殺陣はやられると前転してステージに着地する。痛そうだが、怪我しないのだろうか。

南総里見八犬伝では最初に殺される姫が女形なのにあたかも女性に思えた。女形の声はどうやって発声しているのだろう。最後は八犬士が勢ぞろいする華やかさだった。ステージ中央と花道の地下からステージに昇降台が設けられていて、そこから登場人物が出る場合があった。

山姥は怪童丸が中村家の児童だった。八重桐を演じる中村萬壽は今回襲名。それまでの名を息子に引き継いだ。息子さんは姫役で登場。綺麗な女形だった。中村獅童さんの息子さん二人も初舞台を踏み、渡辺綱、もう一人の四天王役を演じた。劇中、襲名のご挨拶があった。

次の上演までは時間があり、観客の多くが弁当を食べていた。ちなみに左隣は若い女性だった。

魚屋宗五郎は妹のお蔦が殺されてしまった宗五郎が禁酒を破って酒を飲んでしまい、酒癖の悪さが徐々に出てくる描写が面白かった。約一時間半ほどの上演だった。セットが回転して入れ替わる大仕掛けな舞台だった。

歌舞伎座は1500人ほど収容できる大劇場だが、役者さんたちは肉声で声を客席に届けていた。

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2024年6月14日 (金)

下北沢の小劇場で演劇を鑑賞 2024.06

下北沢の駅前劇場に行き、劇団チョコレートケーキの「白き山」を観劇する。

脚本:古川健
演出:日澤雄介
舞台美術:長田佳代子
照明:和田東史子
音響:佐藤こうじ

斎藤茂吉:緒方晋
斎藤茂太:浅井伸治
斎藤宗吉:西尾友樹
高弟:山口茂吉
賄い婦:守谷みや

駅前劇場は高架をくぐってすぐガストが入居したビルがあるが、その三階にある。昼の回だったがほぼ満席だった。当日券があるだろうと軽く考えていたのだが、遅れていたら入場できなかったかもしれない。観客層は中年から老年層。男女比は半々くらいか。キャパは180人ほど。小劇場のカテゴリー。席は折り畳み椅子だがクッションは敷かれている。僕の席は一番奥だった。二時間の劇なので二幕構成かなと思ってトイレ休憩のとき出入りが大変だなと思っていたのだが、二時間通して演じられた。このところ頻尿の度合いが増したのだが、何とか耐えられた。

下北沢・駅前劇場
駅前劇場・ポスター

ストーリーは歌人の斎藤茂吉が疎開した山形の山荘が舞台となる。下手奥が茂吉の書斎となっている。終戦直後、息子二人と門人(出版社の編集か)が訪ねてくる。他、茂吉の身の回りを世話する中年女性がいる。敗戦によって価値観が180度転換、戦争を賛美する歌を詠んでいた歌人たちは非難に晒されることになる。劇中ではそうなるだろうと息子から指摘されるのみ。息子は二人とも医師である。弟は後の北杜夫と思われるが文学を志している。「戦争詠みはつまらない」と断言する。これは茂吉だけの問題ではなく劇中では高村光太郎の名も言及される。最終的に茂吉は東京へ戻るのを延期し、生まれ育った故郷の風景を詠む方向性が示される……というような内容。

小劇場なので実験的な作風の劇も上演されると思うのだけど、今回は本格的な劇だった。下北沢では小学生のときに姉に連れられて小劇場に行ったことがあるが、そのときは劇ではなくて舞踏だった。僕は首都圏の神楽はちょこちょこ見ているのだが、神楽は基本的に黙劇で、セリフのある近代演劇をライブで鑑賞するのは実質的に初めて。これまで行こう行こうと思っていて、いざとなるとどこで何を見ればいいのか分からなくて手をこまねいていた。ようやく願いが叶った次第。

演者は5名。僕は演技の良しあしは分からない口なのだけど、皆、上手いなと感じた。アンケートに「冗長性が削ぎ落された2時間をどう考えるべきか? 今の自分にはまだ分からない」と記入した。これは別に不満があった訳ではなく、一幕で2時間という長丁場で無駄のない緊密な劇が展開されているということである。裏を返すと、お遊びの要素はないなと感じたということである。観客を笑わせる場面ももちろんあるが、それも計算されたものである。

……残るは歌舞伎だが、そろそろ梅雨入りだしどうしよう。

<追記>
門人役の人が茂吉が云々と言っていたのは役者さんの実名が茂吉だったことに由来すると後でリストを書き写していて知る。鑑賞時は事前情報なしで見たので気づかなかった。

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