いわみ文化振興センターに行く。中に入るのは初めて。二階の二人の美術館は一階の受付で入場料を払うのだった。第三回 倉澤實記念館賞コンクール展、木製のウチワエビが美味しそうだった。島根の洋画展、牛がモチーフの作品が気に入った。色調が暗いえんじ色だったからかもしれない。一旦退出後、畳ヶ浦の展示も見る。早めに入ったので再入場してソファでボーっとする。文庫のソファには県立大生か、若い女性たちが座っていた。あそこは座っていいんだと思う。
ノートに記帳された内容を確認すると、浜田市内、益田市、江津市からの来客がほとんど。出雲や広島からの来客もたまにある。



開演前、来場客たちの会話が聞こえる。県立大生は大学の車で送迎しているらしい。
抱月会館で桂三輝(サンシャイン)さんの独演会を鑑賞する。カナダ出身とのこと。桂三枝さんの15番目だったかお弟子さんだそうで、ご自身も最低三人の弟子をとっている。桂一門で上方落語に属する落語家。古典的な演目はやらず、話の枕がずっと続く感じだった。日本語ネイティブでない人のオリジナルの話芸が聴けたのは幸運だったかもしれない。初めて外国でギャラありの仕事をオファーしたのがロンドン在住の浜田出身の女性プロデューサーで、そのご縁らしい。それまで外務省のボランティアで海外で公演することはあったそうだが、宿泊するホテルは一流の宿が用意されるものの、ボランティアということでギャラはわずかとのこと。後、大阪のG20のMCも務めたとのこと。当初は大学の非常勤講師として来日したが後に大阪芸大で日本の芸能を学ぶ留学生となって三枝さんに弟子入りしたとのこと。普段は浅草にお住まいだそうだが、月一回ニューヨークに飛んでブロードウェイで公演しているとのこと。かなりハードそうな印象。7年のロングランだそうだ。ちなみにブロードウェイでの観覧料は50ドル(※現在のレートで7500円ほど)とのこと。落語のセリフは割と翻訳しやすいそうなのだけど、「よろしく」はそのニュアンスを正確に伝えようとすると長文となってしまうようだ。国によって笑いのツボは異なるのだそうで、カナダ人でもイギリスの笑いのツボとは異なるとのこと。これはご自身が東欧の移民の家系という理由もあるかもしれない。落語の笑いは世界的に通じるとのこと。SNSで毎日ショート動画を投稿しているそうで、宣伝を打たなくても集客できるようになったとのこと。以前はせっせと手紙を書いていたらしい。
……関西は一般人でも素で面白い人が多いので、そういう意味では笑いに厳しい環境でもある。時々噛んでしまうとおっしゃっていたが、噛んだり詰まったりせずにしゃべり続けるのはプロならではの芸/技術だ。
満員御礼で、会場のスペースはほぼ埋まっていた。終わって外に出てみると、駐車場は車で一杯だった。