広島

2023年5月13日 (土)

ひろしま神楽大阪公演 2023

「日本の農村に伝承される田園ミュージカルが大阪にやってくる」と銘打って、ひろしま神楽大阪公演がメルパルクホールOSAKAにて催された。

司会は斉藤裕子さん。第一部では、開会式で安芸高田市長・石丸氏、広島県副知事・田邊氏、北広島町・箕野氏が登壇。休憩時間にはZ世代神楽関西応援アンバサダー・サクラさん(フィリピン・ハーフのモデル)が登壇した。

・儀式舞・神降し(八千代神楽団)
・滝夜叉姫(琴庄神楽団)
・大江山(八千代神楽団)

閉会では八千代神楽団の冨田団長が挨拶した。
八千代神楽団:平均年齢30歳。
琴庄神楽団はコロナ前は年50回の公演をこなしていた。今年は30公演以上の予定。

https://www.youtube.com/watch?v=mZZU9v8s0lY

第二部の開会式では石丸市長と箕野町長が登壇。

・儀式舞・神迎え(琴庄神楽団):四人舞
・紅葉狩(八千代神楽団)
・八岐大蛇(琴庄神楽団)

休憩時間にサクラさん登壇。
閉会に当たって琴庄神楽団の﨑内団長から挨拶があった。

https://www.youtube.com/watch?v=SaH5_fBPQxo

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2022年11月28日 (月)

地理学の本――『ライブパフォーマンスと地域 伝統・芸術・大衆文化』

『ライブパフォーマンスと地域 伝統・芸術・大衆文化』(神谷浩夫, 山本健太, 和田崇/編, ナカニシヤ出版, 2017)を読む。サブタイトルが「伝統・芸術・大衆文化」なのだけど、これは地理学の本である。

第二章では広島県の芸北神楽が取り上げられている。これは神楽の観光資源化などの諸問題を扱っている。広島県では他に演劇が取り上げられている。広島市は演劇の街でもあるのだ。

他、和太鼓、沖縄のエイサー、アートプロジェクト、都内を活動場所とするミュージシャン、東京の小劇場演劇、東京都のヘブンアーティスト(大道芸など)、フィリピン系移民、北米ベイエリアの和太鼓、韓国ソウルの祝祭などが取り上げられている。

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2022年7月24日 (日)

第11回高校生の神楽甲子園 二日目

「第11回高校生の神楽甲子園」二日目をYouTubeのライブ配信で視聴する。高千穂神楽、備後神楽、豊前神楽、富山のおわら等普段見られない演目が鑑賞できた。全国大会のメリットである。石見神楽・芸北神楽は安定の出来だった。日芸選賞は賀茂北高校・備後神楽部「剣舞・折敷舞」だった。視聴者数は300人ほどだった。

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2022年7月23日 (土)

第11回高校生の神楽甲子園 一日目

「第11回高校生の神楽甲子園 ひろしま安芸高田」をYouTubeのライブ配信で視聴する。睡眠不足で前半は半分寝落ちしていた。良かったのは鳥取県の日野高校の「荒神神楽 大蛇」。普段と違う大蛇が見られた。浜田商業は「塵輪」から「八幡」に演目の急遽差し替えがあったようだが安定していた。日芸選賞は益田東高校の「鞨鼓・切目」だった。動画視聴者数は200人を切る水準だった。まだまだ伸ばせる数字だと思う。

去年は電子書籍の作業を優先して見なかったのである。

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2022年5月14日 (土)

ひろしま神楽大阪公演をライブ動画配信で視聴する

ひろしま安芸高田神楽大阪公演をYouTubeのライブ配信でみる。「神降ろし」「戻り橋」「滝夜叉姫」「大蛇」の四演目が羽佐竹神楽団によって舞われる。司会は斉藤裕子さん。まず安芸高田市長と広島県副知事の挨拶から始まる。アンバサダー(大使)としてケミストリーの堂珍嘉邦氏が紹介される。堂珍氏は安芸高田市出身だが神楽を見るのは初めてとのこと。生まれて間もなく都会に引っ越しでもしたのだろうか……と思ったら違った。会場はメルパルクホールOSAKA。1010名収容。ひろしま神楽では毛利元就を題材にした新作神楽が創られているとのことであった。

幕間には堂珍氏が舞衣を試着する場面もあった。重いとのこと。

芸北神楽では神楽のライブ動画配信が定着した。動画を見ていて感じたのは音声レベルが高くて口上が聞き取れたこと。これができている動画は多くないと思う。高い技術水準を示した。

一演目40分ということもあってか「戻り橋」の傘売り善兵衛はあまりおしゃべりしなかった。「滝夜叉姫」の配下はコミカルな役柄ではなかった。「大蛇」は八頭登場した。そのため一頭あたりのバトルは短めだった。

なお、近年では夜神楽が減っているともコメントされていた。

視聴している人数については全画面表示で見ていたので見落とした。「大蛇」の上演が終わった後で380人くらいだったか。

ツイートしたらインプレッションが1890まで伸びた。自己最高記録。リツイートされると違うんだなと思わされる。

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2021年10月29日 (金)

これでお仕舞い――佐藤両々「カグラ舞う!」三巻

佐藤両々「カグラ舞う!」三巻を読む。カグラ舞うはこの巻で終わり。読んでみたところ、連載時と変わっている箇所が多々ある。雑誌で読んでいてよかった。

残念なのは秋祭りの奉納神楽の場面が無かったこと。最終刊は時間が飛ぶのである。「カグラ舞う!」の目標は神楽甲子園だけど、神楽で一番楽しいのは夜神楽だと思うので。一巻でさらっと触れられていたけれど、眠気をこらえながら一晩明かすシーンが見てみたかった。

あと、神楽と昴と天馬が三角関係っぽい関係性なのだけど、結局発展しないまま終わってしまったこと。

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2021年10月 3日 (日)

瞳舞う!――佐藤両々「カグラ舞う!」2巻

佐藤両々「カグラ舞う!」2巻を読む。介護施設での「岩戸」と虫送りがテーマになる。岩戸で神楽は天照大神役を演じる。神楽舞うである。虫送りでは神楽はチャンチキ(手打鉦)を担当。岩戸は神楽の基本、チャンチキは一見地味な存在だけど、神楽のリズムを身体にたたき込むという意味がある。長期的な視点で神楽を育成するという作者の姿勢がうかがえる。

瞳というキャラがいて面をつけるとポジティブな性格になるのだけど、受け身な神楽より瞳の方が動かしやすいのかもしれない、後半では瞳舞う!と化している。

ちなみに岩戸は旧舞、虫送りの演目は新舞と分かれている。神楽部は両対応なようだ。

なお、コラムで塵輪を疫神と解釈しているが、石見神楽/芸北神楽での疫神退治は「鍾馗」という演目になる。塵輪は異敵防御という面が強い。

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2021年7月25日 (日)

ライブ中継の時代

YouTubeで神楽甲子園を最後の演目吉田高校の「滝夜叉姫」と閉会式を見る。2019年から日大芸術学部が関与しているようだ。日大選賞が吉田高校に授与された。

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2021年6月20日 (日)

休筆中だが

神楽の絵日記という神楽ブログを読む。芸北神楽メインに石見神楽少々。管理人のツナ缶さんは漫画家らしい。一般客の目線で書いているので、メモしておこうというのはないけれども、神楽を楽しんでいるのが伝わって来る。残念ながら、現在は休筆中である。

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2021年5月11日 (火)

一年前の動画だが基本は変わらない

「2020.07.04-新型コロナウイルス感染拡大防止対策ガイドライン講習会」という動画をYouTubeで視聴する。講師は広島大学の感染症の専門家。去年、広島県で神楽関係者に向けて催された講演。基本的には三密回避など現在も言われていることが当てはまる。違うのは布マスクでもOKという点。現在では不敷布マスクが推奨されている。

<追記>
余談。講師の先生がなぜそんなに神楽が好きなのか尋ねたところ、「血が騒ぐんだ」という答えが返ってきたとのこと。テンポの速い八調子ならではの回答と言えるだろうか。

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