広島

2022年7月24日 (日)

第11回高校生の神楽甲子園 二日目

「第11回高校生の神楽甲子園」二日目をYouTubeのライブ配信で視聴する。高千穂神楽、備後神楽、豊前神楽、富山のおわら等普段見られない演目が鑑賞できた。全国大会のメリットである。石見神楽・芸北神楽は安定の出来だった。日芸選賞は賀茂北高校・備後神楽部「剣舞・折敷舞」だった。視聴者数は300人ほどだった。

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2022年7月23日 (土)

第11回高校生の神楽甲子園 一日目

「第11回高校生の神楽甲子園 ひろしま安芸高田」をYouTubeのライブ配信で視聴する。睡眠不足で前半は半分寝落ちしていた。良かったのは鳥取県の日野高校の「荒神神楽 大蛇」。普段と違う大蛇が見られた。浜田商業は「塵輪」から「八幡」に演目の急遽差し替えがあったようだが安定していた。日芸選賞は益田東高校の「鞨鼓・切目」だった。動画視聴者数は200人を切る水準だった。まだまだ伸ばせる数字だと思う。

去年は電子書籍の作業を優先して見なかったのである。

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2022年5月14日 (土)

ひろしま神楽大阪公演をライブ動画配信で視聴する

ひろしま安芸高田神楽大阪公演をYouTubeのライブ配信でみる。「神降ろし」「戻り橋」「滝夜叉姫」「大蛇」の四演目が羽佐竹神楽団によって舞われる。司会は斉藤裕子さん。まず安芸高田市長と広島県副知事の挨拶から始まる。アンバサダー(大使)としてケミストリーの堂珍嘉邦氏が紹介される。堂珍氏は安芸高田市出身だが神楽を見るのは初めてとのこと。生まれて間もなく都会に引っ越しでもしたのだろうか……と思ったら違った。会場はメルパルクホールOSAKA。1010名収容。ひろしま神楽では毛利元就を題材にした新作神楽が創られているとのことであった。

幕間には堂珍氏が舞衣を試着する場面もあった。重いとのこと。

芸北神楽では神楽のライブ動画配信が定着した。動画を見ていて感じたのは音声レベルが高くて口上が聞き取れたこと。これができている動画は多くないと思う。高い技術水準を示した。

一演目40分ということもあってか「戻り橋」の傘売り善兵衛はあまりおしゃべりしなかった。「滝夜叉姫」の配下はコミカルな役柄ではなかった。「大蛇」は八頭登場した。そのため一頭あたりのバトルは短めだった。

なお、近年では夜神楽が減っているともコメントされていた。

視聴している人数については全画面表示で見ていたので見落とした。「大蛇」の上演が終わった後で380人くらいだったか。

ツイートしたらインプレッションが1890まで伸びた。自己最高記録。リツイートされると違うんだなと思わされる。

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2021年10月29日 (金)

これでお仕舞い――佐藤両々「カグラ舞う!」三巻

佐藤両々「カグラ舞う!」三巻を読む。カグラ舞うはこの巻で終わり。読んでみたところ、連載時と変わっている箇所が多々ある。雑誌で読んでいてよかった。

残念なのは秋祭りの奉納神楽の場面が無かったこと。最終刊は時間が飛ぶのである。「カグラ舞う!」の目標は神楽甲子園だけど、神楽で一番楽しいのは夜神楽だと思うので。一巻でさらっと触れられていたけれど、眠気をこらえながら一晩明かすシーンが見てみたかった。

あと、神楽と昴と天馬が三角関係っぽい関係性なのだけど、結局発展しないまま終わってしまったこと。

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2021年10月 3日 (日)

瞳舞う!――佐藤両々「カグラ舞う!」2巻

佐藤両々「カグラ舞う!」2巻を読む。介護施設での「岩戸」と虫送りがテーマになる。岩戸で神楽は天照大神役を演じる。神楽舞うである。虫送りでは神楽はチャンチキ(手打鉦)を担当。岩戸は神楽の基本、チャンチキは一見地味な存在だけど、神楽のリズムを身体にたたき込むという意味がある。長期的な視点で神楽を育成するという作者の姿勢がうかがえる。

瞳というキャラがいて面をつけるとポジティブな性格になるのだけど、受け身な神楽より瞳の方が動かしやすいのかもしれない、後半では瞳舞う!と化している。

ちなみに岩戸は旧舞、虫送りの演目は新舞と分かれている。神楽部は両対応なようだ。

なお、コラムで塵輪を疫神と解釈しているが、石見神楽/芸北神楽での疫神退治は「鍾馗」という演目になる。塵輪は異敵防御という面が強い。

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2021年7月25日 (日)

ライブ中継の時代

YouTubeで神楽甲子園を最後の演目吉田高校の「滝夜叉姫」と閉会式を見る。2019年から日大芸術学部が関与しているようだ。日大選賞が吉田高校に授与された。

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2021年6月20日 (日)

休筆中だが

神楽の絵日記という神楽ブログを読む。芸北神楽メインに石見神楽少々。管理人のツナ缶さんは漫画家らしい。一般客の目線で書いているので、メモしておこうというのはないけれども、神楽を楽しんでいるのが伝わって来る。残念ながら、現在は休筆中である。

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2021年5月11日 (火)

一年前の動画だが基本は変わらない

「2020.07.04-新型コロナウイルス感染拡大防止対策ガイドライン講習会」という動画をYouTubeで視聴する。講師は広島大学の感染症の専門家。去年、広島県で神楽関係者に向けて催された講演。基本的には三密回避など現在も言われていることが当てはまる。違うのは布マスクでもOKという点。現在では不敷布マスクが推奨されている。

<追記>
余談。講師の先生がなぜそんなに神楽が好きなのか尋ねたところ、「血が騒ぐんだ」という答えが返ってきたとのこと。テンポの速い八調子ならではの回答と言えるだろうか。

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2021年3月 7日 (日)

興ざめ

琴庄神楽団の創作神楽「厳島」をYouTubeで視聴する。50分くらいあるのだけど、途中で何回も広告が挿入されて興ざめだった。NPO法人広島神楽芸術研究所がアップロードしたものだから、ある意味オフィシャルな動画なのだけど。冒頭に広告を入れるのは理解できる。しかし劇中に広告を入れるのは無いだろう。本当に神楽好きだったらやらないはずである。

創作神楽なので内容は分からない部分も多かった。平清盛が主人公である。

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2021年1月25日 (月)

ノート:中国経済産業局セミナー「伝統文化・神楽を担う組織の長期的な経営を考える~今だからこそ,将来を見据えた運営を~」

中国経済産業局セミナー「伝統文化・神楽を担う組織の長期的な経営を考える~今だからこそ,将来を見据えた運営を~」をリモート聴講した。広島県の芸北神楽は官民あげて支援しようという機運があることが見えた。

メモの取り方が下手で箇条書きになってしまったが、概要は以下のようなものである。

まず、 広島経済大学 メディアビジネス学部 学部長/教授 北野尚人氏の「伝統文化を担う組織の後継者育成と鑑賞者開発」という挨拶があり始まる。

中国経済産業局の狙いは、中国地方の歴史・文化・産業の融合を図り付加価値の向上を図るというものである。地域資源の活用が考えられるが、その魅力の典型が神楽である。神楽を継承する団体は中国地方で500団体以上にも上る。そこでは次世代への継承が求められる。

続いて、静岡文化芸術大学 文化政策学部 芸術文化学科 准教授 高島知佐子氏の講演が始まった。

高島氏はアートマネジメントの分野を研究しているとのこと。元々欧米発祥の学問なのだけれど、日本には独自の文化があるので欧米の研究とは異なったものになっているとのこと。

2018年に文化財保護法が改正され、文化財の保存と活用が謳われることになった。地方自治体は伝統芸能の保存と活用について総合的な政策を立案することが求められることとなった。

活用というと舞台での公演が想起されるが、これは別の観点がら見ると、芸能のショー化である。そうするとショーで演じられる演目だけ継承する団体が発生する。ところが、その芸能が観光客に飽きられるとその保存団体自体が消滅してしまうことがある。

また、現在では小中学校の教育題材として伝統芸能が取り上げられ、一定の効果を挙げている。しかしながら、高校、大学に進学すると地元を離れる子供も増えてくる。また、一方で伝統芸能の継承者の高齢化も見られる。そこで、10代後半から50代までの後継者獲得が課題となっている。

伝統芸能でよくあることで、一度鑑賞してそれで終わりでリピートに繋がり難い問題があると指摘する。

事例として小田原の相模人形芝居が取り上げられる。現在は5座のみが継承している。元々は地域内での娯楽だったが、現在では都会や海外での公演も増えているとのこと。

従来だと配役は固定的だったが、現在では柔軟に変更してマルチロール化を図っている。

そこでは現代のライフスタイルに合わせて無理なく続けられるようルールを変更しているとのこと。例えば女性の参加も認められた。産休も認められる。

人形のメンテナンスは従来は外部業者に依頼していたが、費用がかさむため、現在では内製化を図り座員が行っている。

資金面では現在民間財団の助成金や公的支援も受けている。

ちなみに、人形芝居はのめり込むと財産を食いつぶすとも言われていたとのこと。

また、全てを内製化はせず、必要に応じて外部資源を活用している。

現在では団体間の交流があり、人手が足りないときの応援もある。

伝統芸能は演じ手+道具+場所で構成される。

道具の原材料が高騰して国内調達できない可能性が高いものも多い。

一方で、道具作りのみで生計を立てることが難しい事情もある。長期的には道具生産と調達の効率化をしなければ維持できない。

人形浄瑠璃では国立文楽劇場のスタッフに相談している。また国立劇場から徳島へ移ったスタッフもいるので徳島の事業者に相談することがある。地域を超えて繋がることも必要である。また、多様な人がアクセスできる情報交換の場が求められる。

上演組織についてみると、ルールと分業について、時代に合わせたルールの変更とルールを踏まえた分業体制が求めれる。小田原の人形芝居では演じ手だけが継承されてきており、太夫と三味線は東京の外部組織に依頼していた。現在は内製化を進めている。

伝統を守ろうとするとルールは厳しくなる傾向にある。だが、ライフスタイルに合わないと参加や継続が難しくなる。後継者育成においてはルールを見直すことが肝要である。

ルールの見直しには伝統とは何かを定義する必要がある。伝統とは変化していないようで実は変化している。守るべき伝統と変えてもよい点を改めて考えることが求められる。

そこでは皆が参加し易いルールと分業になっているか、一人に過度な負担が掛からない様に考える必要がある。そのコアな一人が抜けると存続が難しくなる事例もあるからである。

同じ芸能が抱える同じ課題を共有することが必要。

公益的な団体にも相談すべし。また公共団体では産業関連の部署も参加を求められる。そうすることで資金面での安定を図るのである。

質疑応答:

Q.伝統芸能の活用について資金面での問題はないか。熱気が下がったときのことも考慮する必要がある。
A。制度に振り回されないことが重要。補助金が切れた後を見据える必要がある。

相模人形芝居ではルールを変更してきた。人形芝居のみならず衣装に関心のある人、道具に魅力を感じる人たちを獲得してきた。また(産休等と思われるが)一時お休みを容認したことも大きい。

高校生の質問
Q.芸北神楽の団体に所属しているが、古い神楽の保存に関心がある。芸北神楽は芸能に特化し、神事的な要素が薄れてきている。そのことに疑問を感じる団員もいる。どのようにバランスをとればいいのか? また広島の神楽団同士で連携することが難しい現状にある。

A.神事としての側面が軽んじられる傾向は全国的に見られる。神事なのかショーなのかで分かれるが、段階的に本質に踏み込んでいけるようにバラエティをもっていることが求められる。例えば公演前にワークショップを行う団体がある。

相模人形芝居も最初から団結していた訳ではなかった。問題意識のある団体が頑張ることで変化していったのである。なので、そういう団体が頑張るしかない現状ではある。外と繋がることで伝統が侵される訳ではない。少しづつやりたい人を増やす、長期的に取り組む必要がある。


続いて、休憩を挟んで星城大学経営学部講師 高崎義幸氏の「ひろしま神楽を取り巻く環境の変化と対応」についてがはじまる。

高崎氏はNPO法人広島神楽芸術研究所の理事でもある。広島生まれの広島育ちとのこと。

昨年のニュースとして、
・コロナで神楽甲子園が中止となった
・コロナで公演の目途が立たない。資金面で苦慮することも
・神楽衣装店がコロナ禍のため経営危機に。従業員を解雇した
などと言ったものが見られた。

ところで広島神楽(芸北神楽)は郷土芸能界の風雲児である。勧善懲悪の分かりやすい内容で、初めて神楽を見る人や外国人にも好評である。

広島では大ホールの一階席(5000円のチケット代)が前売りで売り切れる。神楽ドーム(三千人収容)が満席になるといった観客動員力がある。村の芸能という文脈を超えている。

その人気を背景に観光活用が活発化してる。広島神楽を活用した街のにぎわい創出について広島経済同友会が提言している。

広島には五つの系統の神楽がある(芸北神楽、安芸十二神祇、比婆荒神神楽、備後神楽、芸予諸島の神楽)。

芸北神楽では戦後、競演大会が盛んになった。競争原理が働いて芸が磨かれ華やかになっていった。いつしか観光の眼差しが向けられるものになった。そして芸北神楽から広島神楽へと。今や文化的観光コンテンツである。

芸北地域の人口推移について
人口減少が著しい。80年代では7万人の人口だったところ、現在では3万8千人ほどにまで減少している。また、高齢化が進んでいる。人口が加速度的に減る状況で神楽団の運営を考える必要がある。

神楽1.0
土着の神楽。農村の祭礼
祭礼と結びついており、神楽の担い手は農家の長男に限られていた。上演回数も少なく氏子だけの寄付で賄えていた。舞台は神社だった。

神楽2.0
GHQによる思想統制(検閲)を受けた神楽の危機。佐々木順三が能や歌舞伎の演目をモチーフに創作したのが新舞。近隣の娯楽として定着した。

男性の労働力が都市に吸収された。その結果女性や子供が参入した。また、舞台として地域のコミュニティセンターで神楽が演じられるようになった。

神楽3.0
スーパーカグラ
衣装に蛍光塗料を仕込む、鬼の首が宙を舞うといった当時では斬新な演出が見られる。
中川戸神楽団は創作演目「板蓋宮」を自信をもって競演大会に臨んだが、審査員からこれは神楽ではないから審査の対象にならないとそっぽを向かれた。ただ、会場はその日一番の盛り上がりだった。
審査員のために神楽を舞っているのかと言われた。そこで演じる場所を地元から都会の劇場に移し、自主公演を開催した。
結果、芸北神楽が広島で広く知られるようになった。また、エンタメ性が強くなっていった。打倒、中川戸神楽団を目標にする団体も出てきた。

神楽4.0
舞台芸術化
オロチで交響楽団との共演を果たした。「厳島」は補助金によって創られた創作演目。宮島ではご当地神楽として人気に。

専門分業化が起きた。演出家、脚本家、音響、照明などに分業。

パリコレに出演。インバウンド向け神楽も。

コロナで無観客ライブ配信。クラウドファンディングで資金を募る。160人ほどから計300万円ほどの出資を受けた。

神楽団の経営資源の現状(アンケート)

・ここ10年程で54団体から51団体へ減少。
・男性と女性の割合が6:1
・10代から30代の団員が減少。高齢化している。
・練習状況も週三回稽古するところが週二回になった団体もでてきた
・祭りの直前のみ練習の団体も増えている。

上演状況
・共演大会が減っている。イベントは変わっていない。17団体が年間上演回数10回以上。その中でも琴庄神楽団が突出している。これは「厳島」を舞えることが大きい。年間40回以上上演。

活動方針
・昔からの演目は継続させたい団体が多い。
・6団体が観客が驚くような仕掛けを施したいと考えている
→挑戦的、外交的な神楽団も少なくない

悩み
・団員不足。若手がいない。仕事と家庭との両立。
・一方、必要経費の捻出については悩みが少ない

後継者不足の意見について
・現状維持に苦労
・20代30代の団員が他地域に住んでいて練習に参加できない。本番では裏方として参加することになってしまう
・消防団と神楽団体は必須という意識が薄くなってきた。
→緩い繋がりにシフトしている

・活動の縮小化
・経営資源、志向性(保守的/進歩的)で神楽団の二極化
・学習塾やサッカー少年団に若手を取られる

強み
・エンタメ性。一度見ただけで理解できる。無形文化財故の柔軟性(舞いを変更できる等)
・継承団体の多さ
・支援組織の存在
・専用施設の存在(神楽ドームなど)

経済界の支援が期待できるのではないか。観光化の機運を活かして、適切な支援をお願いする

・柔軟性:表現幅の広さ×神楽支援の動き
 →新しい神楽への挑戦
・オリジナル演目の開発
・出演依頼の増加
・収入UP知名度UP入団希望者UP
かつての中川戸神楽団のように突出した神楽団が出て全体を牽引することが求められている

神楽5.0
次の世代の広島神楽を構築していく必要性
アニメや映画、小説を題材とした新しい神楽があってもいいのではないか
例:歌舞伎がアニメ「風の谷のナウシカ」を歌舞伎化した。
歌舞伎にできて神楽にできないことはない

新しい神楽を作るには多大な労力と資金が必要
経済界の支援や投資を得る
支援組織によるマネジメントやコンサルティング
挑戦意欲のある神楽団の登場が望まれている

・チャンスを活かして弱点を補う
・まちづくりとしての神楽振興
・リモートワークの普及、価値観の多様化で田園回帰の方向性も見られる

観光まちづくり
・福祉業界や教育界との連携など(※福祉業界については石見神楽で事例あり)
・社会更生の一環としての神楽もあり得るのではないか

・終戦直後、疲弊した農村の人々は神楽で活気を取り戻した
・都会へ出た人は神楽をみて郷愁を感じた
・様々な困難に直面している今、神楽で活気を

質疑応答:
Q.新しい神楽への取り組みについて、実際にアニメを神楽化した事例はあるのか?
A.アニメを題材とした神楽は現在ない(高崎氏自身の目標)
歌舞伎にできて神楽にできないことはない。鬼退治の漫画(鬼滅の刃)が人気を博している(※鬼滅の刃には神楽の要素がある)
実例として神楽の紙芝居アニメーションができた

Q.見た目だけで楽しんで知識レベルが低下していないか? 神楽団の沿革に興味を抱かない若手団員の存在もある。伝統意識の低下
A.ショー化した神楽は掴みとしては良い。そこではまってもらって徐々に本質へと誘導する。勉強会やワークショップの開催などが挙げられる
芸能は変化するものなので、今の価値観で物事を見ることも必要である。既に文脈を超えている

Q.学会の報告としても素晴らしい。コロナで無観客開催となっているが、今後の神楽の展開について。リモートワークについて。更に次世代の神楽について。無観客ライブ配信での動員数について
A.動員数については数字が出なかった

脇からの意見:ずっと同じところにステイしているのは伝承に過ぎない

局からは、神楽は中国エリアを代表する文化コンテンツである。知財として外に発信できないかとあった

高校生の質問
Q.旧舞を継承する団体に所属している。新しいものと古いもので二極化している。既にいる神楽ファンでも偏りが出てくる。格差が生まれてくるのではないか?
A.様々な神楽があるのが広島の良さである。旧舞があるから新舞が目立つのである

脇からの意見:それはマーケティングにおけるターゲッティングの問題と言える。従来からいるファンの維持と新規層の開拓の両方が求められる

脇からの意見:神楽を見ている二、三歳くらいの子供が自然に踊り出す。これだよ、これ

公共団体の性格上、一つの団体にスポットライトを当てて支援するのは難しい。広島ではNPOを経由して支援する仕組みになっている

高島氏:宝塚や四季といった商業的に成功している劇団はレパートリーを増やしている。そこには当然失敗もある

……といった様な内容でした。今日のために学校を早退したと語る高校生が質問したのだけど、筋道だてて話すことのできる子で、高校生でこれだけと驚かせていました。

あと、迫先生のご発言がありましたが、30年前に安芸十二神祇の社中の再生に携わったそうです。30年を経て再び苦境に陥っているとのことで、これは芸北神楽と安芸十二神祇のパイの奪い合いでもあります。観光神楽化した芸北神楽に対し安芸十二神祇は劣勢なのです。

芸北神楽はバトルに特化して現在でも行き過ぎではないかと思える面もあるのですけど、当事者の中ではさらにその先を見据えていることが伺えて驚きでした。

レパートリーを増やすといったのは、ここではバトル特化型の演目から離れた演目を取り入れることだと思います。

セミナー中では広島神楽≒芸北神楽といった扱いでした。五系統併せての広島神楽ではありませんでした。

芸北神楽では神楽の舞台芸術化に価値を感じているようです。より大きな舞台で大勢の観客の前で神楽を見せる方向に舵を切っている訳です。

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