最悪のケースを想定
今日は鷲宮神社の神楽の日だが、コロナ感染者が高止まりしているので行くのを見合わせた。ちょうど今電子書籍のPOD化作業に入っているところで、このタイミングで感染して最悪ブレインフォグになったりすると作業ができなくなってしまう……という最悪のケースを想定した。
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今日は鷲宮神社の神楽の日だが、コロナ感染者が高止まりしているので行くのを見合わせた。ちょうど今電子書籍のPOD化作業に入っているところで、このタイミングで感染して最悪ブレインフォグになったりすると作業ができなくなってしまう……という最悪のケースを想定した。
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今日は大宮住吉神社の例大祭の日だったが、コロナで行くのを見合わせた。BA2という新株が増えているという情報もあり、安全を優先した。大宮住吉神楽を見るチャンスはこれが最後かもしれないので残念である。
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結城司「大宮住吉神楽に隠れた陰陽五行説の影響 ~神楽師としての視座から~」を読む。電子書籍。アンリミテッドで読む。
埼玉県坂戸市の大宮住吉神楽の岩戸神楽を五行神楽と解釈する新説について解説した本である。自分は関東の里神楽について、鷲宮神社の催馬楽神楽、品川神社の太々神楽、横浜の神代神楽、相模の神代神楽、大宮住吉神楽(一度だけ)を鑑賞したことがある。
管見の限りだが、関東の里神楽には天蓋、神楽歌、五郎王子(五行神楽)の三要素が欠如している様に見える。なので、関東の里神楽は修験の影響が薄いのかなと推測させるものとなっている。
本書では大宮住吉神楽の五行神楽について岩戸神楽を当てる形となる訳である。大宮住吉神楽の神前には五色の幣束が飾られており、陰陽五行思想を感じさせるものとなっている。
また、「倉稲魂命種蒔の座」「山幸海幸交易の座」でも陰陽五行思想が見られると指摘し、更に進んで「剣玉誓剣サガシの座」の出典に仏教説話が認められることに言及している。
実際に舞っている神楽師の方が執筆されていて、説得力が高い。
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今日は天皇誕生日。坂戸市で大宮住吉神楽があったが、コロナが落ちついていないので見送った。東京都の感染者がまだ一万人を越えている。オープンエアだから大丈夫そうな気もするのだけど、念のため。
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バンダイチャンネルでアニメ「月がきれい」第三話を見る。この作品、舞台が川越市で、オープニングに天狐が登場するので神楽かなと思っていたのだが、この回で神社の神楽殿でお囃子の稽古をする場面があった。関東の里神楽だと囃子連から神楽の世界に入るパターンが多いそうだ。
<追記>
その後のエピソードで川越祭の描写があった。中学三年生の主人公は天狐に扮して山車の上で舞う。動く山車の上で舞うのは難しいだろう。
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11月23日朝6時40分に家を出て、埼玉県坂戸市の大宮住吉神社に行く。大宮住吉神楽を見る。その後、東武線とJR武蔵野線を乗り継いで越谷に行き、こしがや能楽堂で梅鉢会の神楽を見る。
・六合堅固(りくごうけんご)(翁[おきな])の座(ざ)
・倉稲魂(うかのみこと)命 種蒔(たねまき)の座(ざ)
・終祓
倉稲魂命が扇と鍬を持ち舞う。それから扇を鈴に持ち替えて舞う。倉稲魂命が着座すると天狐が登場。万能を手に舞う。倉稲魂命から鍬を授かった天狐、田んぼを耕す。それから万能でならす。耕し終わって汗を拭く天狐。天狐、倉稲魂命に報告すると、ちょっかいをかける。天狐、一旦、袖に引き下がって、升を取り出す。升に入れた米を蒔く。倉稲魂命、種蒔きを教える。天狐、米を蒔く。ここでもどきが登場、天狐ともどき、やり合いになる。天狐、種蒔きをもどきに教えようとするが、もどき、天狐から貰った米を食べてしまう。天狐、升を倉稲魂命に戻す。もどき、杵を持つ。もどき、升を倉稲魂命から奪う。倉稲魂命、もどきを打つ。天狐が臼を持ってくる。天狐、餅を搗く。もどき、また食べてしまう。天狐、食べられない様に手ぬぐいでもどきの口を覆う。再び餅を搗く。再び、手ぬぐいでもどきの顔を覆う。アクシデント発生、もどきが失神してしまう。倉稲魂命と天狐がもどきを蘇生させる。ここで倉稲魂命、退場。ようやく立ち上がったもどきだが、身体が動かない。天狐、もどきに鈴と御幣を持たせる。天狐、もどきの手を手ぬぐいで縛る。もどき、再び米を食べ、元気になる。天狐がもどきの背に乗って退場。
50人ほどいた観客(ほとんど地元の人らしい)は種蒔の座が終わると、帰ってしまった。
天蓋は無い。五色の御幣を神前に供えてあるので、陰陽五行思想は感じられる。神楽歌も無かった。
斉藤先生、出雲に奉納したいねとのことであった。
梅鉢会に移動する。日代之宮は見れず。熊襲征伐から見る。日代之宮は大碓命が追放される悲しい内容なのだけど、熊襲征伐はユーモラスな内容となっている。なぜ、こうなったのだろう。
・日代之宮
・熊襲征伐
・笠沙桜狩
大山津見神命が登場して舞う。それから岩長姫と木花咲耶姫が登場して舞う。邇邇芸(ニニギ)命がもどき(従者美須丸)を連れ登場。大山津見命はひれ伏す。邇邇芸命は大山津見命と交渉する(木花咲耶姫が嫁に欲しいが岩長姫はいらない、いや二人とも)。邇邇芸命が着座する。大山津見命が退場する。岩長姫と木花咲耶姫が桜の枝を邇邇芸命に献上する。邇邇芸命、手紙をしたためる。岩長姫、手紙を受け取り退場する。花道で岩長姫、手紙を読む。手紙は離縁状だった。驚き逆上する岩長姫。逆上した岩長姫が引き返すが、もどきが制止する。邇邇芸命と木花咲耶姫が酒を酌み交わす。邇邇芸命と木花咲耶姫、もどきが退場する。鬼女となった岩長姫が登場。丑の刻参り。呪いの藁人形に釘を打ち付ける。木花咲耶姫が登場、岩長姫を説得しようとする。逆上した岩長姫は取り合わない。岩長姫、退場。もどきが登場、木花咲耶姫をねぎらう。木花咲耶姫はもどきを振り払い、退場。もどきも退場する。岩長姫、登場。鬼女の面から元に戻っている。木花咲耶姫、岩長姫と桜の枝で打ち合う。もどきが制止する。姉妹、和解する。姉妹の連れ舞。木花咲耶姫と岩長姫、退場。もどきが踊って退場。
木花咲耶姫と岩長姫の連れ舞が美しく洗練されたものに写ったことを記しておく。
今回は行き、帰りともタクシーであった。タクシーカードに電話したら出ないので焦った。あらかじめ携帯に登録しておいた番号にかけて繋がる。
写真はパナソニックTX1で撮った。思ったより手ぶれが多かった。また、TX1のレンズは便利ズームで暗いため、夕方のシーンではシャッタースピードが遅くなる傾向にあった。GX7mk2+35-100mmF2.8の組み合わせが現状ではベストな様だ。
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斉藤先生より「かながわの民俗芸能」第85号(神奈川県民俗芸能保存協会)が送られてくる。本号は浦賀の虎踊りにページを割いているが、巻末に2020年に実施したコロナ禍についてのアンケートが資料として添付されている。
芸能の稽古は密になりがちで、公演・奉納だけでなく稽古自体が中止になった団体も多かった。2021年も基本的には同じ傾向だろう。ワクチン接種が行きわたる2020年辺りから徐々に復活してくるといったところだろうか。幸いなことに財政危機を迎えた団体は少なかった。コロナで辞める人も少なかった。ただ、新人募集には多大な影響があった……というところである。
しかし、インフルエンザと同じようにワクチンは毎年接種する様になるのではないか。もう以前の様な日々は戻って来ないかもしれない。
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