音楽

2019年12月11日 (水)

「神楽囃子」CDが届く

「日本の芸能 神楽囃子」CDが届く。なんとかパソコンに取り込んで聴いてみる。うーん、僕にはジャズがどれも同じように聞こえるのだけど、神楽囃子もそうかもしれない。しばらく聴き続けて耳に慣らすしかないか。

早はバトルの場面で掛かる曲だろうか。大拍子が細かくリズムを刻む。ニンバ(仁羽)は組曲の最後に入れられているが、もどきが活躍する場面でもかかりそうである。三番地(さんばら)はモドキのハコビの舞でだろうか。

解説は本田安次なのだけど、「紅葉狩」は近代神楽に分類されている。

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2019年12月 7日 (土)

CDを注文

Amazonで江戸神楽若山流家元 若山胤雄社中「神楽囃子」CDを買う。関東の里神楽の解説を読んでいて、ここはサガリハとかハヤとか書かれているのだけど、曲を知らないから想像できなかった。これである程度分かるようになるかもしれない。ただ、残念なのは乱拍子が収録されていないことだ。

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2019年1月 6日 (日)

吹奏楽の聖地、普門館が取り壊される

朝日新聞のニュース、吹奏楽の聖地、普門館が取り壊されるという記事が目に留まる。歴代の金賞の記録が残されているのだけど、出雲一中と出雲二中が異様に強いのである。両校で全国同時入賞を果たした年がある。島根の公立中学だから集って来るのは特に選ばれた存在という訳ではないはずである。優れた指導者がいたということだろう。僕自身は楽譜が読めない単に聴くだけの趣味だけど、ずば抜けた成績だと思う。石見地方の高校では川本高校が金賞を受賞していた。


https://www.asahi.com/special/fumonkan/

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2018年12月16日 (日)

兄妹のカップルから生まれる英雄

NHK-FMでワーグナーの楽劇「ワルキューレ」を聴く。ワルキューレの騎行で有名な作品。各幕の前にあらすじの解説はあって、おおさっぱには分かるのだけど、ラジオなので情景が浮かばないのが残念。ニーベルングの指環はいつかDVDで見たいと思っていて、未だにかなわずにいる。

ジークムントとジークリンデは兄妹で、そのカップルから生まれるのが英雄ジークフリートなのだ。近親相姦で生まれる英雄というモチーフは純血思想に繋がるのだとか(で、ナチスに利用される)。ワルキューレ(戦乙女)であるブリュンヒルデはジークフリートを身ごもったジークリンデを逃して、父ヴォータンの怒りに触れ、炎の山で永い眠りにつく。その眠りを覚ます英雄がジークフリートなのである。

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2013年6月30日 (日)

ロックと石見神楽の融合――福岡ユタカ「reminiscence」

映画「天然コケッコー」でJR浜田駅前の仕掛け時計(どんちっち時計)がちらりと映る。そよちゃんが見たがるのだけど、大沢君はこれから毎日通うんだからいつでも見られるとそっけない。
福岡ユタカ「reminiscence」というCDアルバムを購入。PINKという有名なバンドがあってその主要メンバーだったとのこと。浜田市出身の方なのだけど、知らなかった。テレビ朝日系「ニュースステーション」のテーマ曲やCM曲で知らずに接していたことになる。
過去のアルバムから選曲されたものに新曲を加えたアルバム。
「石見神楽 Sound Chronicle」からは、
・Neo Kurotuka
・Orochi Trilogy~Golden days of Childfood
・Orochi Trilogy~Susanou
・Orochi Trilogy~Finale
の4曲が選ばれている。
Kurotukaは「黒塚」。九尾の狐を題材とした演目で謡曲が元。
Orochiはヤマタノオロチ神話を題材にした演目「大蛇(オロチ)」からだろう。
石見神楽は明治期に舞い手が神職から庶民に替わり、六調子から八調子へと舞いのテンポが速くなったのが特徴。このアルバムではロックと神楽の融合が聴ける。ロック&ロールが誕生して約六十年。神楽社中の人たちが普段はロックに親しんでいても全然おかしくない。節回しは神楽歌や口上のそれで、西洋音楽に基づいた楽曲とは異なる。
JR浜田駅前のどんちっち時計、誰の手になる曲か分からなかったのだけど、おそらく福岡氏だろう。同じ音源を元にしている様に聞こえる(※未確認)。
<追記>
これは間違いだった。浜田市観光協会に問い合わせたところ、どんちっち時計の曲の囃子部分は浜田市で録音し、冒頭と最後の部分はどんちっち時計を制作した会社が録音したものだそうだ。同じ大蛇を元にしているのだから、似ているのは確かなのだけど。

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2010年5月18日 (火)

移転しました

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薄味新館
https://woodenplane.air-nifty.com/watermark/cat22046110/index.html

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2008年2月 4日 (月)

She Moved Through the Fair

アイルランド民謡に「She Moved Through the Fair」という曲がある。
両親に結婚を反対された娘が死んで恋人の夢枕に立つという内容。

My young love said to me:
"My father won't mind.
And my mother won't cite you
for your lack of kind."
Then she drew closer to me
and this she did say:
"It will not be long, long, love,
'till our wedding day."

She stepped away from me,
and She Moved Through the Fair.
And fondly I watched her
move here and move there.
And then she went homeward
with one star awake
As the swan in the evening, the evening
moves over the lake.

Last night she came to me;
she came softly in.
So softly she came
that her feet made no din
And she laid her hand on me,
and this she did say:
"It will not be long, long, love,
'till our wedding day."

 僕が聴いたのは、アート・ガーファンクル(サイモンとガーファンクルのガーファンクル)のアルバム「ウォーターマーク」に収録されたもの。
 ちくま書房、イェイツ編のアイルランド民話集を読んだとき、何かもの悲しさを感じたが、この曲もそうかもしれない。

Youtubeで"She Moved Through the Fair"を検索すると多くのミュージシャンがヒットする。愛されている証か。

古くからある歌で現在のは古語を現代語に置き換えたものだそうだ。なので歌詞には色々なバリエーションがあるようだ。"through the fair"は直訳すると「市を通り抜けて」くらいだろうか、アルバム「ウォーターマーク」では「優雅に」と意訳している。Fairには「市」(スカボロー・フェアなど)の他、「公平な(フェアな)」や「きれいな、美しい(フェアレディなど)」という意味もあってそこからだろうか。

"for your lack of kind" の "kind" だが、余所のサイトを参照すると古語で雌牛、畜牛を指す "Kine" としているものがある……あったはず。。。kind, kindness の欠如「優しくない」と kineの欠如「財産がない」「貧しい」ではニュアンスが全く異なってくる。

こちらのブログで紹介されている歌詞と比較すると、上で紹介した歌詞は3段落目が省略されている。
And that was the last
That I saw of my dear.
とある。これによると夢枕に現れたのは4段落目以降、それまでは…とニュアンスがはっきりするか。youtubeの動画がいくつか紹介されているが、3段落目は省略して歌っているケースもある。

自分でも訳してみたりしたが、上記ブログの訳を読むことで何となく得心がいったように思える。その上で第3段落を省略する理由も分かるような気がする。

記事を転載 →「広小路」(※一部改変あり)

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2007年10月30日 (火)

この町どんな町? ――ハロー!この町

◆ハロー!ワールド

 子どものためのミュージカル「ハロー!この町」(脚本・作詞:佐藤万理 作曲:川崎絵都夫)。“自分の住んでいる町をもっと知ろう”が主題で、それを色々な地域からきた学友たちに語る展開。プログラミングの教本では "Hello World!" と表示させるところからはじまるが、そういうニュアンスを含んでいるかもしれない。

 ライナーノーツを読むと、おそらく誤認だが、「ハロー!この町」の舞台は出雲で、出雲地方を舞台とした民話がベースであるとされている。「サヒメの里のお話1」「サヒメの里のお話2」「銀山のお話」とあるので大田市、石見銀山だろう。

◆紹介された伝説・民話

 サヒメの名は舞台となる三瓶山の旧名・佐比売山に由来。「狭姫」「乙子狭姫」「種姫」「ちび姫」と呼ばれることも。

雲がかかった三瓶山

「河童」の元となった民話――河童の子供を助けたところ、お礼に川の魚を毎日持ってきてくれるようになった。が、帰る姿を決して覗いてはならないと告げられる――は、やはり大田市の民話だろう。

◆サヒメ

 サヒメは優しいお姫さまと歌われるが、見方によっては巨人を三瓶山麓に追い出す話でもある。それでwin-winの関係になるのでメデタシメデタシなのだが。

 曲中でサヒメは鳥に乗ってやって来た、としか歌われていない。伝説では母神のオホゲツヒメ(古事記に登場。日本書紀では保食神の神話に相当)が心の良くない神に斬られ死んでしまうところからはじまる。母神の遺骸から生えた種をもったサヒメは雁に乗って現在の日本へ渡ってくる、という内容。途中、益田市沖の高島や大島で休もうとしたところ、山祇(ヤマツミ)神の遣いの鷹に断られてしまう。ようやくたどり着いたのが益田市の比礼振山(権現山)で、狭姫は種の里を開く。ちょっと暗い側面もある伝説で、記紀の農業起源譚を受けた内容である。

島根県益田市唐音海岸から望む高島
浜田市三隅町須津の大島
益田市鎌手・唐音海岸から望む高島と浜田市三隅町須津の大島(火力発電所の沖)。
ここに降りて休もうとした狭姫だが、大山祇神の使いの鷹や鷲に拒否され、飛び続けることになる。
益田市鎌手の亀島
益田市赤雁町の天道山
益田市大草町から見た比礼振山(※奥のアンテナ塔が建っている方が比礼振山)
鎌手・亀島、赤雁町・天道山、大草町から見た比礼振山(※奥のアンテナ塔が建っている方が比礼振山)。
鎌手の亀島で一休みして赤雁町の天道山に降臨した。そして比礼振山を住まいとして種の里を開いた……というお話

◆サヒメと巨人

 狭姫の伝説は二部構成というのか、「狭姫と巨人(おおひと)」という派生的な伝説もある。作中で演じられるのはこちらである。

 狭姫はダイダラボッチを思わせる巨人に出くわした。大山祇巨人という名の巨人に悪意は無いが、動き回る度に大騒動である。狭姫も逃げ惑ったが、何せ小さき体故どうにもならない。

 命からがら逃げ帰った狭姫であったが、ある日大穴の中で寝ている巨人に声をかけた。巨人は大山祇巨人の子で“オカミ”という名(“オカミ”は龍神。また浜田市三隅町岡見の地名を取り込んだもの)であった。オカミの尊大な態度に狭姫はたじろいでしまうが、直接お目にかかりたい、と強い態度で申し出ると、「我は頭だけが人で体は蛇のようだから人も神も驚いて気を失うであろう、人を驚かすことは悪いことだから見ない方がお互いのためである」と“オカミ”は急に態度を改めてしまう。

 “オカミ”は兄の足長土(あしながつち)に会うよう告げた。やはり巨人でうっかりすると踏み殺されかねない。これでは安らかな国造りはできない、狭姫は考えた。

 そんなある日、狭姫は海岸で手長土(てながつち)という女の巨人と出会った。夫はあるかと問うと、「かように手長なれば」と手長土は答えた。手が長いのを恥じる手長土を狭姫は自分も人並み外れたちびだけど種を広める務めがある。手長土には手長土の務めがあると慰めた。

 狭姫は足長土と手長土を娶わせ、巨人共々三瓶山の麓の広い土地に住まわせることにした。脚の長い足長土と手の長い手長土は互いに助け合って仲良く暮らしたという。

益田市土田町の土田海岸
益田市土田町の土田海岸
益田市土田町の土田海岸。狭姫はこの辺りで土田から高島へと歩いて渡る足長土を見た。
浅利富士(室神山)と浅利海岸
浅利富士(室神山)と浅利海岸。手長土はここに座っていたのかもしれない。
ちなみに浅利富士を巨人がまたいだとき、頂上の一角が崩れたという伝説がある。
西の原から見た三瓶山
西の原から見た三瓶山。巨人たちはここに移り住んだのかもしれない。

◆オカミ

 個人的にはサヒメとオカミのやり取りが面白いと思うが、「ハロー!この町」では省略されている。

 「江津市の歴史」(山本熊太郎/編著, 1970)からセリフを抜粋(4-6P)。脚本風に再構成。
○ 現在の三隅町岡見
  穴の中から雷のようないびきが聞こえてくる。
  以下、狭姫とオカミのやり取り。
狭姫「穴の中に寝ているのは何者か」
オカミ「人の安眠を妨げる者こそ何者か、自ら名乗らずに人の名を
   聞くとは無礼であろう」
狭姫「自分は天つ神 大食(ゲツ)之姫の子で名は狭姫、いろいろ
  の食物の種をもっている神である。無礼はあやまる」
オカミ「我は国つ神大山祇巨人(おおやまぎおおひと)の子、雲を
   呼び霧を立て雨を降せるから諸人は我をおかみ(岡見)と申す。
   我はここに千代(ちよ)、出雲に八千代(やちよ)住み、万代
   (よろずよ)は海神の国、終りには天つ国に行くものだ。(雨・
   川・海・水蒸気の意)この山の名は大山といい我が父大山祇巨人
   の休み場である。父はこの大山に腰かけてあの須津の海で足をす
   すぐ時、爪先の土を投げたのがあの大島で、腰についた土を投げ
   たのがあの高島である。父はまたこの山に腰かけながらおならを
   したからこの大穴をあけた。穴の底の岩根からは水を潜って海神
   の国、地を通っては根の国、底の国に抜けると出雲の国へ出る。
   今見える東の涯煙立つ山(※三瓶山)がそれである」
  狭姫、驚くが気を取り直す。
狭姫「御父はかしこき大神かな。御身はまた不思議な働きを持ち給
  う。では、直接お目にかかりたい」
  オカミ、急に態度を改める。
オカミ「父はただ大きいだけで人並の形だが、我は頭だけが人間で
   体は蛇のようだから人も神も驚いて気を失うことは疑いない。人
   を驚かすことは悪いことだから見ない方がお互いの為である。そ
   れよりも我が兄に会いたまえ、兄は西の麓の土(※土田)という
   所にいる足長土です」

○ 現在の江津市浅利海岸
  手長土、長い手で魚を漁っている。
  以下、狭姫と手長土とのやり取り。
狭姫「女か男か」
  手長土、女と答える。
狭姫「夫があるか」
手長土「かように手長なれば――」
狭姫「自分もみられる通り人並み外れた矮姫(ちびひめ)だけれど
  世になくてはならぬ食物の種をひろめる務めをもっている。御身
  の手長もまた務めがある。そこで御身のために足長土という夫を
  授けよう。助け合って仲良く暮すがよい」
 オカミが自ら名乗るセリフは水の循環(雨・川・海・水蒸気)を意味しているとのこと。

浜田市三隅町岡見の岡見八幡宮
浜田市三隅町岡見の岡見八幡宮。八幡神を祀る以前はオカミ(淤加美)神を祀っていたと「石見八重葎」という江戸時代の地誌に記録されている。
浜田市三隅町須津の大島
島根県益田市沖の高島
大麻山山頂から見た鹿島
左から三隅町須津の大島、高島。巨人が足と腰の泥を払ったら島となったという。
右写真は大麻山山頂から見た鹿島(※巨人視点だとこういう風に見えるのかもしれません)。

 三瓶山山麓は放牧のため切り開かれている。周辺の村落は湧き水が豊富で棚田が広がる風景。まさしく“サヒメの里”である。

大田市三瓶町小屋原から見た三瓶山
大田市三瓶町多根の佐比賣山神社
大田市三瓶町小屋原から見た三瓶山と三瓶町多根の佐比賣山神社。

◆関連書籍

「日本伝説大系 第十一巻 山陰(鳥取・島根)」(野村純一他, みずうみ書房, 1984)で狭姫伝説が取り上げられている。他、「益田市誌」など。狭姫伝説は益田市乙子の地名説話ともなっているので益田市の方で生まれ、その後石見地方全域に広まったのではないか。「石見八重葎」という江戸時代の地誌に乙子周辺の地名説話がいくつか記されていて、それらが狭姫伝説の元となったように思える。益田市にも佐比売山神社がある。
益田市乙子町の佐毘売山神社
佐毘売山神社・ご由緒
益田市乙子町の佐毘売山神社。比礼振山(権現山)山麓に鎮座。
祭神は金山彦命と金山姫命。埴山姫命、大山祇命、木花咲耶姫命。

◆もしも…

 「ハロー!この町」のCDで登場するのは足長土と手長土にサヒメの三者。もし他の登場人物を付け加えるとするなら赤雁(渡り鳥の雁)とオカミか。
 赤雁はサヒメの家来的な立ち位置。掌にのる程小さいサヒメは赤雁の背に乗って空を飛ぶ。巨人と遭遇したサヒメを救ったのは赤雁かもしれない。
 大山祇神は足音だけでいけるか。オカミの口上は長台詞なので、そのままでは小学3~4年の児童に向かないだろう。

◆河童の結末

 「日本伝説大系 第十一巻 山陰(鳥取・島根)」(野村純一他, みずうみ書房, 1984)に河童の伝説が収録されていた。帰る姿をこっそり盗み見たところ、それから来なくなったというあっさりした結末であった(212P)。

◆石見銀山・要害山の山吹城

 この曲では紹介されていないが、銀山にまつわり、要害山の山吹城を守った鶴の印象的な伝説が残されている。尼子と毛利勢が銀山の支配権を賭け激突する内容だが、細かい説明は省略。インターネット上で紹介するのに疑念あり。島根県の民話集にあたってください。

◆三瓶自然館サヒメル

 サヒメルの名前の由来は三瓶山の旧名・佐比売山の「サヒメ」+「メール」から。

三瓶自然館サヒメル
サヒメル入口・マスコットのテンピー
クイズ・サヒメルのサヒメってなぁんだ?
クイズ・答え:さひめ山の「サヒメ」と情報発信の「メール」を足して出来たんだよ
サヒメルとマスコットのテンピー。クイズは2番もあながち間違いではないような気がする。

◆三瓶山小豆原埋没林

 大田市三瓶町小豆原の埋没林。上記のオカミのセリフによると、縄文時代の三瓶山の噴火は大山祇巨人の放屁が起こしたことになる。それはともかく、三瓶町小豆原の地下十数メートルに縄文時代の巨木が眠っていた。

島根県大田市の三瓶小豆原埋没林公園・縄文の森発掘保存展示棟
三瓶小豆原埋没林
三瓶小豆原埋没林
三瓶小豆原埋没林・倒木
地上の入口から螺旋状の階段を下りていくと、地下に縄文時代の三瓶山の噴火で出来た埋没林が姿を現す。地下世界という言葉を連想。三枚目に人が写っているが、いかに大きいか、良い対比になっている。
三瓶小豆原埋没林・巨木
三瓶小豆原埋没林・地層
巨木と地層。地層は上下で全く異なり、土石流や火砕流の激しさが伺える。

◆余談

 ある日、アクセス解析をみると「足長土」という検索ワードがあり、リンクを辿っていったら「ハロー!この町」を上演した小学校のホームページに行き当たったのがきっかけ。

 曲中では舞台は明示されていないので、歌っている当の学童たちはどこのお話か意識していないかもしれない。石見銀山が世界遺産に登録、注目されているのでそこから辿る子もいるかもしれない。自分の住んでいる町をもっと知ろうという狙いの曲で、ローカライズして演奏することを想定しているようだ。

◆カップリング:ちいちゃんのかげおくり

 同じCDに絵本「ちいちゃんのかげおくり」を元にした曲が収録されている。こちらは戦災の話で悲しい結末。小学校の教材としても取り上げられた有名な絵本のようだ。

◆参考文献

・「角鄣経石見八重葎」(石見地方未刊行資料刊行会/編, 石見地方未刊行資料刊行会, 1999)
・「日本伝説大系 第十一巻 山陰(鳥取・島根)」(野村純一他, みずうみ書房, 1984)pp.17-25, pp.55-60, pp.198-22
・「益田市誌 上巻」(益田市誌編纂委員会/編, 1975)pp.356-361
日本伝説大系 第十一巻 山陰(鳥取・島根)」(野村純一他, みずうみ書房, 1984)では「穀物の神・矮姫」(17-25P)に収録。
※上記の内容で国立国会図書館の複写サービスが利用可能(要・利用者登録)です。

狭姫伝説について当ブログの記事:乙子のちび姫さん――サヒメ
記事を転載 →「広小路

 

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