未来社『石見の民話』二周目ロールバック作業中――邑智編終了
未来社『石見の民話』分析二周目のロールバック作業、邑智編まで終わる。74/163といった進捗状況。ようやく半分まで来た。残り、那賀編でひと月、石西編で二か月といったところ。ノートラブルで進行しても八月半ばから下旬くらいまでかかる見通し。
石東編では行為項分析がやり直しに近いケースもあったのだけど、邑智編では少々の手直しで済むケースがほとんどだった。その点ではだいぶ楽にはなった。
三周目の下準備もKH Corderのコーディングルールについてはコツがつかめてきて、それっぽい図を出力するところまでは持ち込めるようにはなった。図を分析にどう活かすかは現時点ではノーアイデアだけど、最悪、コーディングルールの事例集という形でもいいのではないかと考えている。
KH Corderを使いこなすには先ずコーディングルールの要点を掴むことが肝要となるが、僕自身、短い話を大量にこなすことで何となく分かってきた側面がある。一度分かってしまえば後はそれらを一つのノウハウとして公開してしまえばいい。
これまで確認した分では、分析に用いたテキストのボリュームが小さいためか、Jaccard係数が高く出る傾向にあるようだが、分析自体は正常に処理されていると考えられる。
民俗学だと統計的に有意なボリュームのデータを取ることが困難と思われるけれど、分析の対象をテキストにまで拡大すれば、これまでに膨大な量の蓄積があるはず。また、アンケートの自由記述欄の分析にも活用できる。ここで試行錯誤した結果を引き継いでもらえれば……というところ。
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