結局は立地の利便性か――地方の大学の生存戦略
NHK+でニュースの抜粋を視聴。四国に本拠を置く徳島文理大学がさぬき市のキャンパスを高松駅前の高層ビルに移転、四国および対岸の岡山の学生をターゲット層としたところ、志願者が昨年の1.6倍に増加したとのニュース。
文科省は三年連続で定員割れの大学の補助金を打ち切る方針とのことで経営の死活問題となっているようだ。大学から出ていかれた側のさぬき市では学生数が減少、アルバイトの学生が減少するなど影響が出ているとのこと。大学側ではキャンパス跡地に企業を誘致して対応する方針とのこと。
進学で県外に出てしまうと、そのまま県外で就職してしまう傾向が強いというデータが示される。県内で就職した学生の七割が県内の大学に進学した学生だったとのこと。
仙台の東北学院大学も取り上げられた。東北学院大学というと、甲子園のイメージだけど、東北地方の学生にとっては有力な私学とのこと。やはり仙台市の中心部に移転するのだったか、少子化を睨んで利便性のよい立地に回帰する動きが活発化している。
休日は資格試験の受験会場としてキャンパスを貸し出すなどして地域への貢献も図るとしていた。
……僕の母校は近年人気だけど、都心にキャンパスを維持し続けて郊外へ移転しなかったのが大きな要因と思う。ライバル校も一部の学部を郊外から都内に戻している。
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