行きつ戻りつ――樋口耕一『社会調査のための計量テキスト分析』
樋口耕一『社会調査のための計量テキスト分析 内容分析の継承と発展を目指して』を読む。テキストマイニングのツールであるKH Corderの公式本。初学者は『動かして学ぶ!はじめてのテキストマイニング』→『社会調査のための計量テキスト分析』の順で読むといいだろう。
前半はKH Corder構想の経緯、具体的な分析事例などが掲載されている。後半はKH Corderのレファレンスとなっている。
残念ながら統計学は未履修で分析事例に掲載されたデータは読めなかった。レファレンスは「こういう仕様上の制限があるのか」「この機能はこういう手順で使えばいいのか」となった。難しい数式は少ししか掲載されていなかった。
個人的にはそれっぽい図を何とか出力できるようになったという段階で、実際にどういう風に分析していくかはこれからの課題である。コーディングルールの作成が肝で、これは試行錯誤する他ない。そういう意味では自身で何か適当なデータを複数用意して実際に分析してみるのが望ましい。手持ちの資料がない場合、たとえばnoteの記事なんかでもいいかもしれない。
量的分析のスキルのない人間でも裏で統計処理を施した質的分析を行えるという点で、何か行きつ戻りつ試みることはできないかなとは期待している。
<追記 2026.02>
再読する。今回はこれまで使用していなかった機能についてもある程度分かったように思う。これでようやく分析に入れるかな、といった段階に入った。ただ、実際にテキストマイニングを実施した事例の載っている論文を読んでも「ご覧の通り」といった感じで細かく解説している訳ではなかった。実際に記事を書いてみないとどういう仕上がりになるか分からない。
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