余談:大学院で専攻を変える
心理学の記事を書いたので、余談。
大学四年生のときクラスメイト(※英語とドイツ語のクラスが同じだった)と話した際、彼は心理学で大学院に進学しようと考えていると聴いた。僕はそういう手もあるのかと思った。学部は法学部だったので、法律しか選べないと思い込んでいた。で、残念ながら法学部は僕にとってはミスマッチな選択で実定法はさっぱり理解できなかった。そんな訳で大学院への進学など夢のまた夢だった。彼も若干の不安はあったらしく「怒られるかもしれない」なんて口にしていた。今考えると院で専攻を変えたいという要望は普通にあり得ることで怒られることはないと思うが。
ただ、今回心理学関連の論文を読んだところ、実験の分析で統計学や線形代数の知識が必須のようだ。法学部でも微積や統計学の講義はあって履修自体は可能だったけど、彼がそれらを履修していたかまでは知らない。彼のその後は知らないが、むしろそこら辺で苦労したかもしれない。
心理学関連の資格を取得するには大学院への進学が必要だったか。そういうコースだとそこまで求められないかもしれないが。
民俗学者の大月隆寛氏は早稲田大学の法学部を卒業して成城大学の大学院で民俗学を専攻したとのこと。成城の民俗学は柳田国男の系譜に連なるそうだ。
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