鳥取県立図書館にドラマ誌を寄贈――大山山麓を舞台にしたドラマ「灯の橋」(水木洋子/作)の脚本収録号
鳥取県立図書館に月刊ドラマ2007年2月号(映人社)を寄贈しました。既にOPACに登録されています。確認したところ、郷土資料に分類されていました。
寄贈した理由ですが、この号には水木洋子「灯の橋」という大山山麓を舞台にしたドラマの脚本が収録されているからです。
「灯(ともしび)の橋」は単発ドラマ枠だった時代の東芝日曜劇場で放送されたもので、山陰放送も制作協力としてクレジットされています。芸術祭大賞受賞作品ですが、読み物としても優れています。
ストーリーは大山山麓に移住してきた眼科の女医夫婦が一家殺人事件の生き残りの少年を書生として迎え入れる……といった形で展開していきます。私には判別できないのですが、一部の登場人物のセリフは雲伯方言で書かれているものと思われます。
寄贈したこの号ですが、実は瑕疵のある物です。購入したきっかけが、とあるアニメ脚本コンクールの存在を知ったからでして、その応募券が必要だったので当該の号を購入、応募要項が記されたページの一部を切り取って……という経緯です。見返したら、要項に赤線を引いたりしていました。また、何度も読み返しましたので、表紙がよれてしまいました。これがドラマ誌を購読するきっかけともなったのですが、そんな訳で傷んだものしか手元になかった次第です。事前に相談したのですが、受け入れる旨返信をもらったときはホッとしました。
なお、切り取ったページは表裏とも広告のページで収録されたコンテンツには影響ありません。また、表紙以外は比較的きれいな状態です。
……という訳で鳥取県在住で脚本を書いてみたい/読んでみたい方は一度読んでみたらいいのではないでしょうか。ちなみに「水木洋子」では検索でヒットしないようです。出版者の欄で「映人社」で検索すればヒットします。
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