ようやく読了する――野口悠紀雄『ブロックチェーン革命』
野口悠紀雄『ブロックチェーン革命 分散自立型社会の出現』を読む。この本は読了まで時間がかかった。馴染みのないジャンルだったのと、断捨離で疲弊してしまったため、夏の間は読書が困難となっていた。
ブロックチェーンはP2P技術を用いた分散型電子台帳で改ざんが困難とされる(※改ざん自体は可能だが非常に手間がかかり割に合わないので改ざんしようとする者が出ないとされる)。また、仮想通貨、DAOなどについて語られる。引用される資料が2010年代のものなので、現在では更に技術が進歩してベネフィット/デメリットの解像度が上がっているのではないか。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ラディカルな筆致――橘玲『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』(2025.07.13)
- 批評家は世代交代しつつあるが――『いま批評は存在できるのか』(2025.07.10)
- 渦中にいてはよく見えないこともある――河合隼雄、村上春樹『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』(2025.06.21)
- 日本列島は北方ルートと南方ルートの交差点――後藤明『世界神話学入門』(2025.06.15)
- 芝居小屋の雰囲気がよく伝わってくる――仲野マリ『地方の芝居小屋を巡る』(2025.06.12)