東大の先生でも途方に暮れることがある――柳川範之「東大教授が教える独学勉強法」
柳川範之「東大教授が教える独学勉強法」を読む。独学は自分のペースでできるというメリットがある。高校生のとき自分のペースで勉強できたらと思ったことがある。
東大の先生でも若い頃に理解できない本に当たって途方に暮れてしまう経験をしたことがあるというのが収穫だった。そういう本は自分に合わない本として他に合う本が無いか探すのだそうである。
普段本をあまり批判的には読まないのだけど、批判的に読むことが大事だということは分かった。
自分は島根県石見地方の口承文芸や神楽をテーマとしたニッチなブログ記事を書いてきたのだけど、狭い地域の話なのでネタが尽きてしまった。かといって他地域に足を伸ばすほどの行動力はない。この状況をどう打開すればいいのかなと思って本書を読んでみたのだが、期待していたものとは少しずれていた。
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