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2024年1月21日 (日)

一畑百貨店特集

NHK+で「さんいんスペシャル 島根“唯一”の百貨店 ~最後の日々」を見る。JR松江駅前の一畑百貨店が65年の歴史に幕を閉じた。閉店日には約12,000人の来客があった。閉店でシャッターを下す際に専務からの挨拶があったが、専務は涙で声を詰まらせていた。番組では百貨店の各階に置かれたクスノキ製の椅子が取り上げられる。椅子は市内在住の工芸家?によって製作された。待ち合わせの場所となったり会話の場所となったり思い出が語られる。店内でカフェを運営していたオーナーは松江市内のショッピングモールのフードコートへの出店を決めた。再雇用を希望する社員は雇用するとのこと。オーナーにはフードコート運営のノウハウは無く、コンサルタントがアドバイスしていた。百貨店社長によると跡地の利用は賃貸と売却の両にらみを検討しているとのこと。売却の交渉はしているものの簡単には決まらないとのこと。一方で立地面から大手デベロッパーやホテルチェーンが関心を示しているとのこと。閉店で大きな影響を受ける企業は少ないとの松江市の見解だが、閉店による売上高の減少は20億円ほどが見込まれている。決して少なくない数字である。従業員の再雇用だが、最終日まで勤めたいと希望する人が多く、これからの話となる。600社あまりの企業から求人が寄せられている。約160名いる従業員の多くは50代で再就職先とのマッチングが問題となる。経済担当記者は駅前で買い物をする時代ではなくなっているとして、病院や図書館、大学のサテライトオフィスといった活用法を挙げていた。

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