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2023年9月 8日 (金)

追記するべきか

「神楽と文芸(総論)」という本をAmazonでセルフ出版している。要するに石見神楽を批評した本なのだけど、追記しようかという気になってきたのである。電子書籍なので単にファイルを差し替えるだけなのだけど、ペーパーバックは修正が効かない。出し直しになる。以前はEPUBファイルをPDFファイルに変換してくれるツールがあったので、それを利用していたのだけど、今回はWordか一太郎で元ファイルを作ってそれをPDF化する手順となる。初めての経験なので上手くいくか分からない。なのでやりたくない。

追記する気になった理由は、神楽関連本を何冊か追加で読んで、それに重要な記述があったことが一つ。もう一つは神楽甲子園を見ていて自分でも思ってもみないことに極めて保守的な感想を抱いたからである。元々この本は「石見神楽はショーである」という批判に対するアンサーとして書いたものだった。ところが神楽甲子園で芸北神楽の新舞がのしてきているのを見て、ショー化批判した研究者たちの気持ちが理解できるようになってしまったというか、この際ここで批判をまとめておくべきだという考えとなったのである。

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