三人の戦争体験記――山田正美「父親たちの戦場:ミンダナオ島・インパール・特攻隊」
山田正美「父親たちの戦場:ミンダナオ島・インパール・特攻隊」を読む。著者の父、伯父、先輩(校長)の戦争体験記。自分の場合、近親者に戦死者がいなかったこともあって戦争体験記を読んだことがなかった。父は呉にいたそうだが、指の怪我で出征しなかったらしい。また、自分の小学生の時の校長先生が特攻隊でやはり終戦で死を免れていた。
内容は手堅くていいと思うのだが、電子書籍版は固定レイアウトでフォントサイズの調整ができない。タブレット端末(Fire HD8)でも小さいフォントで読みにくかった。可能であればリフロー形式にして出版し直して欲しい。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 鳥取県立図書館にドラマ誌を寄贈――大山山麓を舞台にしたドラマ「灯の橋」(水木洋子/作)の脚本収録号(2025.03.04)
- コノテーションがキーとなる分析概念か――ロラン・バルト『S/Z バルザック「サラジーヌ」の構造分析』(2025.02.24)
- 『危険な関係』を読んだ方がいいか――トドロフ『小説の記号学 文学と意味作用』(2025.02.08)
- モチーフ素の連鎖で民話を分析――アラン・ダンダス『民話の構造 アメリカ・インディアンの民話の形態論』(2025.02.07)
- 朝刊も配送停止(2025.01.14)