事典的――門林岳史・増田展大/編「クリティカル・ワード メディア論」
門林岳史・増田展大/編「クリティカル・ワード メディア論 理論と歴史から<いま>が学べる」を読む。マス・コミュニケーション論的な内容を期待して読んだが、メディアに関する幅広い裾野を取り上げた本だった。事典的ともいえるか。その分、概括的なのだが、そこは参考文献で補って欲しいというところだろうか。新しい本なので、近年に出版された本も参考文献として取り上げられている。
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