100ページ程の新書――櫻井歓「今を生きる思想 西田幾多郎 分断された世界を乗り越える」
櫻井歓「今を生きる思想 西田幾多郎 分断された世界を乗り越える」を読む。一人の哲学者を取り上げ、100ページ程度にまとめた新書。西田の生涯とその思想が簡潔にまとめられている。西洋のみならず東洋哲学をも取り込んだ哲学者としてその独自性が窺われる。「善の研究」くらいは読まねばと思うが、西田本人の文体は晦渋とあり読みこなす自信がない。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 一年ではマスターできない――坂本尚志『バカロレアの哲学 「思考の型」で自ら考え、書く』(2023.06.02)
- 平成という空虚――東浩紀「忘却にあらがう 平成から令和へ」(2023.05.28)
- 意外と読める――向井雅明「ラカン入門」(2023.05.26)
- 100ページ程の新書――櫻井歓「今を生きる思想 西田幾多郎 分断された世界を乗り越える」(2023.05.22)
- 天狗は山伏ではないのか――小松和彦「神隠しと日本人」(2023.05.21)