家事は不払い労働――上野千鶴子『家父長制と資本制――マルクス主義フェミニズムの地平』
上野千鶴子『家父長制と資本制――マルクス主義フェミニズムの地平』を読む。キンドル・アンリミテッドに含まれているので読んでみたが、読了まで時間が掛かった。
90年代初期に上梓された本である。90年代を「黄金の九〇年代」としているのは、その後のバブル崩壊が織り込まれていないということである。
家事を不払い労働と定義する。確かに介護では炊事・洗濯・掃除も仕事の一部なので家事のそれは報酬のない労働である。
日本人女性の生産性が低い理由はパートタイム労働にあると分かった。
男ということもあるが、マルクス主義の論法は嫌いである。
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