「相模里神楽垣澤社中創設110周年厚木市指定無形民俗文化財指定50周年記念公演」に行く。
今回は撮影禁止だったので写真はなし。席は自由席で、前方三列目の真ん中に陣取る。前には関係者のビデオカメラが設置されていたので特等席になる。
・「イナリ」
・「七福神宝之入船」
・「IWATO」
・「八雲神詠~八岐大蛇退治~」
・「御祝儀三舞」
が演じられた。七福神宝之入船は数十年ぶりに演じられた演目とのこと。恵比須さんは石見神楽東京社中の団員さんが演じていたのだと思う。お菓子を撒いた。八雲神詠は石見神楽東京社中の蛇銅のオロチと垣澤社中のウロコ模様の衣装を着たオロチとの共闘が見られた。この組み合わせはおそらく今日このときでしかありえないだろう。
イナリは創作神楽。天狐が活躍する。多分みずき会の団員さんだろう、女性が活躍する演目だった。また、ソプラノ歌手の声量に驚いた。クラシックのコンサートは何度か行ったことがあるが、声楽は初めての体験。IWATOも創作神楽で岩戸を原型としつつ、創作色の強い神楽だった。天照役の方の舞いが往年のジュディ・オングを連想させた。御祝儀三舞は三番叟と獅子舞、両面舞、おかめ尽くし、神前舞が演じられた。
メモリアルイヤーということもあるが、コロナ禍の鬱憤を晴らすような熱量があった。公演のポスターには「古き新しき伝統」とある。創作神楽の制作に当たっては作曲、演奏の収録がされている訳で、その分コストが掛かっている。また、他社中とのコラボも行っており、通常の活動とは異なる準備段階だったと思わせる。
厚木市文化会館は規模の割にロビーの面積が狭く、またトイレのキャパも小さかった。舞台の照明はLEDだった。
獅子に千円寄付しようかと思ったが、タイミングがずれたのでできなかった。
公演は盛況の内に終わったのだが、終わって外に出てみると雨が降っていた。傘を忘れていた。タクシー会社に電話すると(中々繋がらず焦る)、20~30分かかるとのことでずぶ濡れを覚悟したが、タクシー乗り場には屋根があったので助かる。が、湿度が高く、息でメガネのレンズが曇ってしまう。タクシーがようやく到着したが自分と同じ姓の人も予約していた。譲ってもらったので助かった。厚木市文化会館は本厚木駅からタクシーで700~800円かかり、歩かなくて正解だった。センター南駅に着いてからも帰宅はタクシーを使った。歩いていて、ちょっと疲労感があった。