これも難解――グレマス「構造意味論」
目次
・科学的意味論の諸条件
・表意作用の基本構造
・ランガージュと言説
・表出された表意作用
・記号論レベル
・言説の同位態
・意味世界の組織
・表意作用の記述
・記述手続き
・行為項モデルに関する考察
・変形モデルを求めて
・記述の見本
グレマス『構造意味論』を読む。基本的には言語学、記号論の立場から意味について考察した本。難解である。『意味について』は『構造意味論』を読んでからの方がよいと思われる。
行為項についてプロップの昔話の形態論を引用していたので興味をもって読んだが、難解でよく分からなかった。まあ、これはフランス本国でも難解と評されているので分からないのも無理もないだろう。
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