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2023年1月

2023年1月27日 (金)

地方の事情――飯田泰之他「地域再生の失敗学」

飯田泰之他「地域再生の失敗学」を読む。著者の飯田氏と五人の識者の講演と対談が収録されている。論点は多岐に渡るので要約は難しい。地域の問題点が浮かび上がるよう配慮されている。

例えば地方公共団体の主な収入源は固定資産税ではなく地方交付税交付金であると指摘している。固定資産税の減免のあり方がシャッター街をリノベーションすることを妨げているのではないかといったことが指摘される。

まあ、ゆるキャラに関しては大目にみてもいいのではないかと思う。地域のシンボルになり得る素材だから。

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2023年1月25日 (水)

国―県―市町村の力関係――山下祐介・金井利之「地方創生の正体――なぜ地域政策は失敗するのか」

山下祐介・金井利之「地方創生の正体――なぜ地域政策は失敗するのか」を読む。まず福島第一原発事故にまつわる国―県―市町村の力関係を見て、それから地方創生に議論は移る。山下氏は社会学者、金井氏は行政学者。山下氏の質問に金井氏が答える対話形式で議論は進行していく。根本的には少子化が根底にあるので抜本的な改革案がでないところに地方行政の苦境があるようだ。

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2023年1月21日 (土)

感性だけでなくロジックも肝要――増村岳史「ビジネスの限界はアートで超えろ!」

増村岳史「ビジネスの限界はアートで超えろ!」を読む。ここで重視されるのは感性だけでなくロジックを用いた観る術である。感性とロジックはコインの表裏であると指摘される。諸外国と異なり、日本の美術教育では感性の赴くままに描けと指導され、ロジックが伸ばされないことが指摘されている。

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2023年1月14日 (土)

隠岐の海、現役引退

隠岐の海、現役引退へ 九州場所から脚の痛み
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/325195

大相撲の力士である隠岐の海が現役引退との報道が。横綱、大関も期待される大器だった。

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どんど焼きに行く 2023.01

近所の公園で催されたどんど焼きに行く。二年ぶりの開催。雨模様だったが途中で止んだ。餅を焼いて食べる。

横浜市都筑区・どんど焼き
横浜市都筑区・どんど焼き
横浜市都筑区・どんど焼き
パナソニックTX1で撮影。

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2023年1月12日 (木)

現実の方が先行している事例

今年も、進みつづける人たちへ。| Uber Eats
https://www.youtube.com/watch?v=p0Nem6_44-8

Uber EatsのCMに厚木市の垣澤社中が登場。冒頭、お獅子の隣が垣澤瑞貴さん(次期家元)だそうです。
垣澤瑞貴さんはコロナ禍の中で社中の知名度を上げる努力を積み重ねてきました。
理論より現実の方が先行している事例ですね。

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2023年1月11日 (水)

わさび葉寿しを食べる

わさび葉寿しを食べる。浜田市特産品とあるが始めて食べる。新作だろうか。材料はさば、あなご、わさびの葉等である。これ、香りづけだろうが、葉も一緒に食べるのだろうか。食べられなくはなさそうだが、外して食べる。

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2023年1月10日 (火)

難解――ニクラス・ルーマン「社会システム理論」

ニクラス・ルーマン「社会システム理論」上下巻を読む。上下合わせて1000ページ近くある大著。また、難解とされている。

この本、読者が100人いたら数人が理解できるかといったレベルの分かりにくさである。記述自体はそう難しくないが、具体例が無く、図解もされず、そのまま細部の検討に入ってしまうので何が何やら分からなくなってしまうのである。書いた本人にしか分からないのではないかとさえ思う。

通読するのを断念しようかと考えつつ読んでいたが、300ページくらいから何となく分かってくる。理解した訳ではないが、意味が通るようになった。そういう意味では諦めずに読むべき本かもしれない。図解するとベン図のようでそうでない。

もっとも、翌日読むと前日ほどでない。その時の体調にも依るのかもしれない。

きっかけは宮台真司が社会システム理論を援用して、現代日本ではシステム(市場、行政etc)が発達して環境(生活世界)を浸食するようになったという問題提起に感銘を受けて読んだのだが、原典には歯が立たなかった。

しかし、民俗なら民俗というシステムがあることになる。この場合、どう考えればよいのだろう。

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2023年1月 4日 (水)

五日間で591冊

Amazon KDPの無料キャンペーン、8冊出して五日間で591冊という好調な数字だった。石見の文芸シリーズでまとめてシリーズ化したのが要因だろう。これでレビューを付けてくれる人が出ればいいのだが、積ん読の可能性も否定できない。

多くの電子書籍には巻末にレビューのお願いが掲載されているが、僕の本ではやっていない。普通の本っぽくしたいからなのだが、言われないとしてくれない人もいるし、考え物である。

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2023年1月 3日 (火)

初めてのカテゴリー1位

「神楽と文系(各論3)」が文化人類学・民俗学 (Kindleストア)のカテゴリーで1位を獲る。無料キャンペーンの効果だが、初めての経験。

もっとも、ダウンロードしただけで積ん読の人が多いと予想できる。

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2023年1月 1日 (日)

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。去年は前半が電子書籍の出版、後半が昔話のモチーフ分析といった作業となりました。昔話の本も一月中には出せるのではないかと思います。そして今年はいよいよ断捨離の年ともなります。

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