弟子たちの復元――ソシュール『新訳 ソシュール一般言語学講義』
ソシュール『新訳 ソシュール一般言語学講義』を読む。現代思想に多大な影響を与えた本とのことで(言語論的転回)読んでみた。言語学に関する書籍を読むのは初めての体験だったので、よく分からない箇所も多かった。フランス語は履修していなかったので、事例として挙げられるフランス語の読みが分からなかったりもした。ソシュールの講義を元に構成されているので、記述自体は特に難解ということはなかった。
学生時代に図書館で借りたことがあるのだけど、当時はあれこれ抱えていたので読む時間がとれず、そのまま返却してしまったという過去がある。三十年ぶりくらいのリベンジである。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- なかなか読み進められない――東浩紀「訂正可能性の哲学」(2023.09.30)
- 追記するべきか(2023.09.08)
- 三人の戦争体験記――山田正美「父親たちの戦場:ミンダナオ島・インパール・特攻隊」(2023.08.28)
- コロナの三年間――南雲功「木漏れ日の中で パンデミックの中で考えてきたこと」(2023.08.09)
- Yahooコメントの分析――木村忠正「ハイブリッド・エスノグラフィー NC研究の質的方法と実践」(2023.06.27)