地道な努力で差がついた
柄谷行人氏が2022年バーグルエン哲学・文化賞を受賞した。僕は氏の著作は『日本近代文学の起源』しか読んでおらず、ファンではないが、喜ばしいことである。翻って浅田彰はどうなのだろう。Wikipediaを確認したところ、評論家という肩書きは認められたが思想家という肩書きは記されていなかった。某匿名掲示板のスレッドを読んだところ、本を書かない(対談集だけ)という評だった。柄谷氏は英語でも情報を発信していたとのことで今回の受賞に繋がったのだろう。ファンではないので知らないが、浅田は知能の高さにあぐらをかいていたのではないか。それが今回の受賞で差となって明確に現れたのではないか。
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